怪異同士の関係性について考える

作品:怪異はましらさまと赤い女から発生
両者:カルトを仲介させることで繋がりが
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・赤い女:カルトに所属、儀式を赤い女でも
ましら:カルトとの共通点(石+女+頭痛)
※小沢くんは呪文(カルト)と山誘い(ましら)
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とはいえ、赤い女とカルトには「所属、元ネタ」という具体的な関係性が分かるもののましらさまとカルトにおいては関係してる以外に言いようがない状態である。さらにいえば赤い女とましらさまの関係についてもよく分からない状態である
作品の根幹に関わる話なので(解決不能ではあるものの)考察をする

とりあえずは怪異がいつからどのように発生したのかから考えてみる

(1)まさると石、神格化、風化
作品の怪異の大元になるのが「まさる」と彼の周辺で発生した事件である(時期は明治)
この事件でポイントになるのが石の存在であり、近所の女、まさる、彼の死後の村の女の全員は石にまつわる死に方をする。仮に最初の女が後者の二人と同じように自分で頭を打ち付けたら(十分に可能性はある)、怪異の元凶は石ということになる
※その場合は何故まさるが「自白」したかという話になるが、彼が元から精神的に異常を抱えており、周りから問い詰められて言わされたとすれば自然ではある
さらにいえば「家に閉じこもって…人形(に)一日中話しかける」生活を送っていたまさるが「ここら辺の山では見ない、黒い岩を切り出したみたいな大きい石」を持ってくるのは不自然であり、石がどこからかあらわれ、周囲の影響を与え始めたと考えることも可能であり、こちらからも石が元凶といえる
※「宇宙からの色」みたいなノリだろうか
とはいえ、村の女が死ぬ時には石だけでなくまさるとの関係も発生している(口と目を大きく開く、まさるに呼ばれる)。そして、祠を作って、石にしめ縄を巻いて置き、『まさるさま』とお参り、お供えをすると鎮静化がされる
これはどう解釈するべきか。石が単独犯を続けているなら、はじめからお供えしたら鎮静化する仕様であり、『まさるさま』要素は石がガワを借りたに過ぎないといえるかもしれない。一方、『まさるさま』の存在が石にも影響を与えるなら片方が鎮静化したらもう片方も同様に、となるかもしれない。この場合で『まさるさま』と石の関係を考えるのであれば、まさるの「自白」は実は半分正解、鬱屈した精神に石が近づいてきたみたいな話もできるといえばできる
※仮に石が暴力性を付与したのであれば2001年宇宙の旅モノリスっぽさが
『まさるさま』としてまさるの(怨霊)が鎮静化した後に、村民は彼らの子供に『ましらさま』の話を広げることで『まさるさま』を祀り続けようとする。『ましらさま』は猿の神様ということにした
『まさるさま』が『ましらさま』に変化することで、以降の彼にまつわる怪異には人外的な容姿(異様に大きい手足と白い大きな身体)が付与されることになる。ただ、問題なのは『ましらさま』が登場してからも『まさるさま』と呼ばれていた時の容姿、つまりは大きな口を開ける(人間の)男も同時に発生(夢の中や「手紙1」なら現実でも)していることである(まさに「まさるに呼ばれた言うもんまで出てきた」)
後者が『ましらさま』を祀る時に副産物として発生したのかはともかく、この存在が『ましらさま』とどう関係しているか、この二者がそれぞれ独立した存在であるのか。この関係性への疑問は、先程の石とまさる(『まさるさま』)の関係の時と同様に、怪異の発生の元が何かという問題に派生することになる
※仮に独立した関係だとしたらそれぞれの石との関係は何なんだということにもなる
ましらさま』が怪異として作中で登場しているのは、彼の神格としての存在が忘れられかけているので知らしめようとしているからだと思われる(あくまで推測)が、仮に『まさるさま』と『ましらさま』が独立した関係であるなら、『ましらさま』を再び祀ったとして(赤い女はともかく)怪異全体は止まるか疑問が出てくる。単純に、『ましらさま』を祀ることは『まさるさま』を祀ることとイコールでないからである
『まさるさま』は『ましらさま』が創出された後もしばらくは、村の子供に『ましらさま』を教えた親世代が(意識していたかしていないかに関わらず)『まさるさま』も祀っていたと思われる。何故かといえば『まさるさま』という知識を持っていたから。ただ、彼らの子供は『まさるさま』について何も知らない。親世代が消えたらどうなるか、と
※「老人」がそうしてる描写はないが、逆に『ましらさま』としても祀ってる描写もない
※そもそも『ましらさま』も老人の娘は「大人になってからはずっと行って」ない
とはいえこの仮定が正しいかどうかもまた解決されそうにない。理由は人口の減少に関する記述が乏しいからである。村の人口に関しての記述はダム(1950年代半ばに建設)の立ち退き程度であり、親世代の減少に関しては直接的に描写されてない(ダムがいつから自殺の名所だったか書いてあったらとも)
※流石に世代を推定して計算してとかはダルいのでしない
作中で『まさるさま』と『ましらさま』の怪異の発生にラグが発生しているかどうかの記述は当然ないし、親世代の減少と村の人口自体の減少の時期も重なると考えるのが一般的であろうから、これ以上は考えないことにする
ちなみに人口の減少を示唆する描写としては神社もある。50年近く前では、老人の娘の幼少期は境内で夏祭りの縁日があったが、現在では管理してる人すらいない。そして、最後に管理していた神主さんが亡くなってから何十年も放置されているという情報もある。これで何か考察できるか考えたが何も思いつかないので諦めるとする

※ちなみに、『まさるさま』から『ましらさま』に変化した時に神格が追加されているが、神格自体が作中に意味を持っているかといわれたらビミョーである。先程、神としての存在が忘れられかけることで怪異が発生するとは書いたものの、怪異自体はまさるの死後から発生してるわけである。神格の有無自体と怪異の発生や種類に関係はないといえる(『まさるさま』だと「嫁」にできるのかくらいだろうか)。怪異と神格の有無が無関係なのに怪異が出てくるのは、作者が読者をミスリードさせて「元は単なる人間かよ」と驚かせるためであろう(メタな話だが…)

(2)カルト
作中の怪異の経過の中で次に登場するのがカルトであり、1991年に「山のふもと、周囲にはダムしかない」場所で設立される。この団体と赤い女の具体的な関係はある程度は描写されているので、ここでは『ましらさま』との関係について考えてる
カルトは『ましらさま』の要素を幾らか持ってはいる(石、女、頭痛、お札の人物?)ものの、具体的な関係性については途端に情報が枯渇し、殆ど推測レベルの話に終始することになるが要素をとりあえず比較する
まず、カルトと石の関係である。石は村にあった時も施設に移った後も、それ自体は何もしないものの、その周辺で怪異が発生しているような構造は共通している。また、カルトの教義において石は(「道具に過ぎない」と言いつつも)キーアイテムであることは明白であり、こちらもまさるの時と同様に諸悪の根源さを匂わせている
では、その根源である石の窃盗とカルトの成立はどちらが先になるだろうか
※カルトがましろさまをスピ系で解釈、味付け?したとしても誰がそれをやったのか
※石の窃盗は余程のことがない限り起こり得ない状況である。石は当時の過疎化が進んだ村の、さらに階段を登った先にある廃れていた(であろう)神社の中の祠にあった。存在を知らない者が偶発的に石のそばまで近づくことはそうそう起きないと思われる
※作中でこの神社が心霊スポットとして扱われていない。「あの辺りの郷土史料か、歴史に詳しい人に話を聞かないと神社に関してこれ以上の調査は難しそうですね。ネットには特に(祠の?)情報はありませんし、マップにもあの廃神社の名称は載っていません」
これはどちらの可能性もある。石が教義の根幹に密接に繋がっているので、石の窃盗の後にカルトが成立したと考えられる。一方、カルトが設立後に変容をした結果として石を窃盗、導入したとも考えることもできる。あくまでも石は道具に過ぎない点を強調するのであれば矛盾はしないであろう
後者はさらに言えばカルトの設立場所がポイントになる。山の麓の周囲にダムがある場所は怪異の生息域とすら言える場所であり、カルトの施設に定住していたら感染する人も出てくるだろう。そして、感染後に石を移動させたスレ主(軍曹)のように、施設に持ち帰ったのかもしれない
この場合はスレ主(軍曹)を赤い女が誘導したように、怪異(『ましらさま』か岩自体)が本尊(岩+しめ縄)を移動してもらいたいと思っていた可能性も考えられる。これは本尊をなるべく人の多い場所に移動してもらいたかったと考えることができるかもしれない。とはいえ、この考えだと赤い女が自分の家に勝手に持ち帰る事に怪異側からのメリットがあるのか?ともいえる(そもそも移動に意味があるのか問題も考える必要はあるが)
※ここでも『ましらさま』と岩の関係問題が絡んでくるが、キリがないので省略
上記をまとめると石の窃盗犯の候補として、前者であればはじめから石を窃盗する意志を持っているであろうカルトの創設者、後者は(バイカーのように)『ましらさま』に偶発的に誘われた人もしくは石自身が勝手に移動してきたか(流石にないか)。その他としては村民が「捨てた」のかもしれない(列挙しただけで特に意味はない)

石以外で特に注目するべきはお札である。お札には『ましらさま』要素はあるものの、その存在自体はカルトの時にはじめて登場している((現代の)廃神社にあっても無さそうか)
お札の特徴はそれだけで感染する場合があること(謎のシールのRさん)、お札による感染者がさらなるお札を作る可能性もあること(ある場所5の「私」、もしくはRさんの三面鏡)が挙げられる
※Rさんの段階では既にカルトは解散しているものの、ここでは同じお札とみなす
※最後のは推測であり、Rさんの場合は他から拾ってきた可能性も一応はある。「私」の場合は赤い女からの感染であり、赤い女は元々はカルトに所属していた。カルトに所属することで感染した人を経由することでのみお札が作られるのでは?とも考えられる(埼玉一家は妻がカルト(の残党)に属していたかもしれない(ここまで書いて微妙だなと)。とはいえこれで何かが変わるかは知らない
ここで挙げた特徴の中に『ましらさま』の要素が含まれている。札による感染は『ましらさま』が近くにいる事で発生する。感染者によるさらなる感染の可能性は「行方不明少女」をみるに『ましらさま』でも起こり得る
※お札に感染した人が見聞きしたことを他人にいうことで更に感染するかは分からない
※お札を広げるのと『ましらさま』が(村の)子供に伝わった事に関係は…ないか
こう捉えるなら、お札には『ましらさま』の何かしらの魔力が込められていて、貼られた場所を山中の状態に近づける効果があるのだろう(「陣取りゲーム」。とはいえフィクションの結界的なノリである)
※行方不明少女のケースをみるに、感染者からの感染により近畿から遠くても感染する可能性は既にあったといえる。この可能性がお札による「出張」で一気に高まることになったし、カルト時代にも「施設に遠方から通い詰める人が」いたというのも
※更に言えばRさんが何故感染したのかと言われたら巡回ルートでシールを探し続けたことで感染試行が増えるか蓄積したからであろう(当初は彼女の拘りに過ぎなかったであろうが)。お札は既に全国的に広がっていて、今後の感染が加速することを予感させる(「薄まり」が解消されたらおさまるかは後述)。これはまさるの時は村内で、『ましらさま』が山中が中心と限定的であったことと対照的である(まさるの場合は村内の外の話は当然出てこないので、実際は村の外でもな可能性は一応)
※シールはストリートであったり謎のビニール紐じみてるなとは(後者は近畿らしいし)
そして、お札と『ましらさま』が直接繋がっている要素は感染者が山に向かい自殺を図ること(Rさん)、お札自体に『ましらさま』らしき存在が描かれている事である。このような『ましらさま』と関係がありそうなお札を作り始めた(?)のがカルトのようであり、「宇宙の力を持った石のそばで、布教のための絵を描き、それを目にした人々を救うらしい」
※カルトのお札は「なにかの絵と、「女」という漢字だった」らしいが、これで実は『ましらさま』でないとしても話が始まらないので同じと仮定する
作中で作られるお札やシールの起源がカルトにあると仮定して、何故カルトはそのお札を作るに至ったかという問題がでてくる。先程の石の時と同様に、カルトは元々がお札を作る習慣(リアル世界でも往々にある)があったものが『ましらさま』の影響により変容、図案も変わったと考えることは一応は可能である
この変容の結果として当初の教義や儀式の中に『ましらさま』が無理やり挿入されたと考えることもでき、「宇宙」そのものを崇める筈の教義でお札に謎のキャラクター(+女)を描いていることのチグハグさへの答えともいえる(感染者はチグハグさをどうとも思わないであろう)
とはいえこの説の欠点は『ましらさま』や石がカルトに対して図面を教示する姿を想像できない点にある。『ましらさま』の起こす怪異は基本的に受け身であり、山に来たり札に影響を受けた場合に感染者を自殺に仕向けるものの、自分から近付くことはない。札が拡散するのはあくまでも結果論である。そんな存在がカルトのお札を見て自身の意匠を施すように仕向けるのはテクニカルすぎないであろうか。石に関しても行動を変容させる力が意匠にも向けられるかと言われたら微妙に思える

※お札を広げることに関しては人間には不可能なやり方があるので、『ましらさま』が貼っている可能性もなくはないが
※さらに言えば『ましらさま』に感染した人でお札を作ったケースが見当たらないことである
となると、この点で言えば最初から『ましらさま』を道具としてカルトを作り上げようとした人物(なり存在)を想定する方が自然であるとはいえる
※この場合は『ましらさま』が猿であることを知っていないといけないだろう。神社や村に『ましらさま』の図案はあったのだろうか
どちらにせよ、カルトは『まさるさま』を取り入れている。ここで先程の『まさるさま』から『ましらさま』に変わったときと同様にカルトバージョンの『ましらさま』が追加で創造されるのかという疑問が出てくる。教団員は「高みにいく」ことが目標だったが、これが『ましらさま』の嫁になることとイコールで単純に結べるのかという話になる
※嫁状態は字面としては「高み」である。あきらは「霊の中でもひとつ上の次元なんだそうです。神道的な表現をするなら神に近い存在」であり、『ましらさま』はそれに類する存在である(老人がいうには)。その『ましらさま』の嫁ということは霊の中でも格は上の可能性はある(とはいえ手紙2を見る限り疑問か)
※カルト側からは嫁になった人がいないと言おうと思ったが、そもそも嫁は行方不明少女だけなのでこれだけではなんとも
さらに言えば、『ましらさま』なり石は周囲に女がいる状態であるのになぜ(カルト内での)一家心中が続き、鎮静化されないのか(供給は続けるべきだろうが)。そして、なぜ祠に依然として人形が置かれ続けていたのか。これらの疑問点からも本来の『ましらさま』とカルトにおける『ましらさま』は違う、独立した存在である可能性があり、もっと言えば石という『まさるさま』を「道具」とし、別の怪異に女を捧げているとすら考えることもできるかもしれない
※村人が『ましらさま』を作ったようにカルトがさらなる『ましらさま』を作ったとも
※そういえば祠の下にはまさるが埋まってるんだよなとは思った。バイカーの写真は…?

※他に『ましらさま』とカルトで共通する点としては感染の症状がカルト内でも発生していることも施設の立地がそもそも感染するエリア内だからとも思える(ホワイトマンのキャンプ地や待っているのマンション)
※マンションは5号棟に住んでたら特に狙われそうではあるが、5号棟以外なら狙われないかと言われたらビミョーである

※石がカルトに渡ったとして、『ましらさま』が元の場所にとどまってるように思えるのも謎ではあるか

 

(3)赤い女と解散と石

赤い女はカルトの設立当初から所属していたらしい。彼女の怪異後の挙動はカルトの儀式が元ネタである一方で、『ましらさま』側では見受けられない。このことからもカルトが本来は『ましらさま』と関係なく成立したことを示唆しているとも考えられる。とはいえ、このカルトが変化したことを彼女が言及していない(とはいえこの説はまだ使える)

赤い女が石を盗むことでカルトは解散することになる。このことは、カルトにとって石がその時には教義の根幹になっていたことを示している(それとも全員自殺したのか…?)

※石の遍歴をみると一つの指輪っぽさが

※カルトの解散の時期は記事が2000年8月号掲載なのでそれ以前であり、さらに言えば雑誌は月号がズレるのが一般的なので書店に並ぶのは6〜7月か(『私』が赤い女に取材してからの流れは後述)

石の窃盗があった年の前年に赤い女の息子であるあきら君が自殺する。その後の彼女は「高みに行って息子に会うために修行」を続けていて、「気持ちが昂ってる」以降(?)に「あの子を救い出した」ようである

ここまでで曖昧なのが赤い女が石を窃盗したことと、彼女の気分の昂りの関係である。窃盗した後に昂ったのか、その逆なのか。これによっても考えられるシナリオは異なる

※スレ主(軍曹)は感染後に石を移動させた

昂りに関してはさらに昂りの発露と救い出しの関係についても考える必要がある。救い出した後に発露したのか、発露により救い出しの儀式の知識を得たのか(救い出しの知識を得ることで発露した可能性もあるだろうか)

※発露と儀式の知識は(赤い女には)不可分の関係である

仮に石を盗む前に発露したとしたら、赤い女は儀式の知識を得てから行動していることになる。この場合には赤い女は何に感染したのかが疑問になる。とはいえ選択肢は石それ自体以外に候補は殆ど無さそうである。『ましらさま』は赤い女を選ばなかった(と作中で語られる。ミスリードの可能性もあるが)

ただ、石を想定したとしても、石側に動機があるかは謎である。先程は人口が多い方に移動しようとした説を作ったが、赤い女がいくら住宅街に一軒家を持っているからといっても、移動の根拠とするには(作品的に)弱いような(周辺で怪異が発生したのかも不明だ)

※あえて言うなら『ましらさま』によって息子を亡くした母親というのは特異的な存在ではある。あるいは、まさると対比的であるか

逆に、赤い女が石を盗んでから発露したと仮定する。この場合は彼女は何かしらの怪異に影響されることもなく自発的に行動に移したことになる。この場合は彼女の行動の動機が疑問になる。仮に儀式の知識を発露する事なく得られたり思いついたとする。彼女はそれを発露もなく確信して行動に移すために盗みを働くだろうか

この場合に先程のカルト変容説をこちらでも適用できる。石はカルトが設立した後に持って来られ、(当時の)現在ではカルトの根幹に関わるようになった。赤い女が設立当初から所属して石の導入後の変容を観察していたとしたら、「石に何かがある」と思っても自然ではある

※更に言えば儀式に関してもカルトのやり方を流用する事で何かしらが発生するとも思ったかもしれない

窃盗を行う衝動に関してもそれ以前からのフラストレーション、つまりは高みへいきたくてもいけない現状や、マスコミ報道(「試練と思って耐え」)で溜まっている状態ではあった。それに加えて『私』が取材で「修行するな」と発言したこともきっかけの一つかもしれない

※赤い女が『私』の発言に感化された可能性はある。「高みに行って息子に会うために修行」に対して「息子に会うために馬鹿なことは考えてはいけない」とある。赤い女は手紙3で「より高みに到達することにした」とあることは、到達する前に「救い出し」たことになるだろう

↑「より」に関してはこれ以前に「より高みに導く試練と思って耐え」という記述がある。これはマスコミの報道に対してのものであり、「あのときのこと」と呼びほどには過去である。となると『私』が取材する以前の、感染以前でも「より」を使うのではと考えられる

彼女が石を盗んだ後は、怪異に感染する事で昂りと知識を得たか、カルトのやり方を流用して儀式を行った事で「救い出し」、昂るに至ったかの二つが考えられるが、どっちともいえなそうか(後者は石にしては干渉が少なすぎるようにも思えるが)

※とはいえ平常時に「愚かにも」宇宙の真理を得ることで息子を蘇えらせく窃盗したと考えれば、石がそれに見合う代償を要求することで「昂り」に至る…とも一応は

 

ここまで考えると、赤い女が怪異になって行っている事はカルトに所属していた時に行っていた事そのものだろうなと

 

ところで、「昂り」とはどんな状態か。普通に考えたら作中の怪異に感染したことによる症状であろう。昂りは笑顔に類し、お札を広めて、最終的に自殺していることも共通である 

ただ、彼女の症状は他と比べても特異に見える。まず、笑顔に類するといっても笑顔自体ではない。自殺といっても山(ダム)でもマンションでもなく、石に自分を打ち付けてもいない。息子と同じ死に方は誰かに殺されたのかを想起すらさせるだろう(とはいえ自殺か)

※作中ではお札を広める行動を直接している人物が彼女だけなのも奇妙である

このことは何を示唆するか。彼女は自殺するまで感染していなかった可能性は無いだろうか。なんとなしに行った儀式によって新たな怪異が発生してもなお感染しなかった。「気持ちが昂ってる」とは怪異による精神操作ではなく、「よみがえらせた我が子は、偽りの神より醜悪な、なにか」であっても「我が子だと信じた」ことによる精神崩壊に「過ぎなかった」のでは、とも考えられる(読者のいる現実世界で精神ショックでこうも変わることがあるかは分からないが…)

※とはいえここまで来ると石の存在感は皆無であり、「命を喰らうだけのなにかを満足させるために、自らが呪いに加担…」という発想を発露なく持ち得るのか?という疑問が

※他には赤い女の妄言説もある。大発見はカルトの宇宙の真理、加護は宗教全般、救い出しは彼女自身の願望。怪異を抜きにしても発言は可能であり、お札はカルトからの流用である。彼女が怪異になったのは自分が死ぬことで今までの嘘が成就した、とか(死ぬまではあきらすらも蘇ってなかったのかこれ?)

 

昂りの発生後、赤い女は自殺する。彼女が怪異になったのはこの後であり、生前の手紙に「自分を高みへと到達することにし」たと手紙に記していたことから、自殺が怪異化の儀式であることに自覚的、もしくは願っているフシがある

怪異化の願望はあきらに関係することは明確である。仮にあきらが赤い女の生前に怪異化していたとしたら、彼のエサ(友達)の供給問題も同時に発生したということになる。彼女が周囲にお札をバラまいたのはエサを求めての行動といえる。マスコミに対しての再三の情報拡散を要求したのもその一環だろうか

※別に「救い出した」ならよくないかと思ったが、彼女には息子から友達がほしいと聴こえたのかもしれない。

自殺によってこの作業を放棄したということは他にやるべきこと、つまりはもっと効率的に感染させる方法を思いついたことになり、それが自身の怪異化であったと。カルトのお札の広がり方には怪異じみた側面もあり(謎のシールのビル)、周辺に配る程度しかできない人間のときよりも効率的である。お札をバラまき始めてしばらくして自殺、という時系列も人間ではまかないきれなかったということだろうし、人間の時にマスコミに要求する意味も見出せなくなったということか

とはいえ、自分が怪異になればという発想になるかと言われたら謎である。そして、生前の行動が欺瞞に見えるのはどうなのかという問題もでてくる。とはいえ、ご加護が元のカルトの教義だと思えば、儀式への参加で自他ともに利益があり、自分への利益が目的であるのに他人の利益を殊更に主張することで自身の「やましさ」から目をそらすという心理状況は現実世界でもあるのではないかとも

※ここで「浮気」の彼氏が笑いながら泣いていたような心理状態を当てはめられるかと言われたら分からない

残る疑問としては「自分に近い女性に、自分の役割を担わせることで、お札よりも強力な呪いを感染させたかった」であるが、自分が高みに到達したので、代わりの生きてる人間がほしかったということだろうか。友達にしろ母親代わりにしろ、「親心」の一言で解決する疑問といっていいのだろうか

※細かい話をするなら「玄関から見える家の中の壁や床や天井にもびっしり貼っ」た時にあきらが怪異になったのだろうか

※そもそも「友達」が生前はどの程度必要だと赤い女は思っていたのか。ネット利用も行っている現在は『ましらさま』と同様に爆発的な感染の伸びを(『私』がいなくとも)予感させるが、それが当初からの想定だったのか

(4)赤い女とましらさま

ここまで赤い女とカルトの関係を主に考えてきたが、赤い女と『ましらさま』に関してはどうであるか

赤い女はカルトに所属していてカルトは『ましらさま』と関係がありそうではあった。では、赤い女はカルトでの生活において『ましらさま』を認識していたかというと疑問である。教団と『ましらさま』の関係はあくまでも「匂わせ」程度であり、カルト内で明示されることもなかったと思われる

となれば、教団の構成員が「高み」や「宇宙の真理」を目指したり儀式を行う時にましらさまを念頭に置いてはいなかったであろう。これはカルト設立当初から所属しており、石による変容を経験した赤い女であっても認識していないのではないか(そもそも変容説の場合は教団トップであっても分からない)

※この場合はカルトが信奉している「宇宙」と『ましらさま』は(『ましらさま』と『まさるさま』の時と同様に)別物であると考えることができたことは先程も書いた

そもそも、彼女は『ましらさま』について知っていたかと言われると、薄い可能性がでてくる。赤い女は(『ましらさま』の影響下にあるであろう小学校)の近くの一軒家に住んでいた。当初は父親と息子の三人ぐらしであり、結婚や出産を機会にこの地に移り住んできたとも考えられる。

※賃貸物件の人と似た状況で、Iターンしたのかもしれない(1990年代に広まる)。それとも「まっしろさん」にあるニュータウンブームの一環だろうか(流石に戸建てのリノベは2000年以前には無さそうだが)

その場合に『ましらさま』について周囲から話される機会があるかと言われたら疑問である。世間話でわざわざ話題にするものには思えないし、仮にカルト設立に伴って移住してきたと仮定してきたとしても「変わった人」にわざわざ話をするのかと言われたら微妙である。そもそも「周囲」の人は『ましらさま』を知っているのかすら定かでない(テープ起こし4の親子がどこに住んでいたのか)

仮に赤い女が『ましらさま』を直接知る機会がなかったとして、その存在を認識するのであれば、息子のあきら君が死ぬことになった『まっしろさん(ましろさん)』によってであろう。とはいえ考察をするとこちらでもそれほど機会が無いように思える

あきら君の生前であれば『まっしろさん』にあるように、遊びについて主婦の方々で共有する状況が生まれたかもしれない。とはいえ、彼女らが遊びを知ったのは自分達の子供が暴力的になったからであり、あきら君はそれに該当しない。主婦に先生が説明したのも質問されたからであり、先生側から遊びについて説明するかは疑問である

※学怖として採取できる程度に『ましらさま』は広まっていたとも考えられるが、親に伝達されるかは微妙なところ

あきら君が赤い女に説明することは考えづらいものの、彼が遊びについて知っていた可能性はある。書き起こし3において卒業した兄弟が『ましろさん』の身代わりにされて死んだ話をしている。これが遊びにしろ『ましろさん』にしろ学校内で、マンションに住んでいなくてもある程度は知られていたのではないか(兄弟がどこに住んでいたかは記されてないが)。とはいえ子供が親にいうとは考えにくいか

自殺の発生後はいよいよ赤い女が遊びを知る機会を得るように思えたが、実際のところは周囲の人がわざわざいうこともなく(知ってるかすら微妙だ)、同級生と遭遇する機会も減るだろうし、先生が(仮に知っていたとしても)いうであろうか。残る候補としてはマスコミは挙げられるが、取材ではいじめの話はあったものの、マスコミ側が遊びに関して知っていたかは疑問である

あきら君の生前と死後で考えたが、赤い女がこの遊びを知る機会はそれほどない。となると彼女は生前には『ましらさま』を知らなかったのではないかとすら考えられるだろう。

 

ところで、あきら君が自殺した後に発生するのが「浮気」にある降霊術であった。降霊術は赤い女の動きをしつつも『ましらさま』らしき存在に感染するものであり、作品を順番に読んでいると両者に接点があるように思える

ただ、実際のところは赤い女に由来する動きはカルトの儀式が元ネタであり、その儀式が『ましらさま』と関係している(ようにみえる)以上、降霊術と赤い女が強く繋がっているとは言い難く、結局はこちらでも両者の繋がりは(実際は)希薄であるように感じられるし、降霊術もまた小沢くんの症状のようにカルトと『ましらさま』の関係を強調するものであるともいえる

とはいえこの降霊術にも幾つかの疑問は依然としてある。仮に降霊術の源流がカルトであっても小学生が見たのが赤い女の動作であったのであれば、降りてきた霊(怪異)は『ましらさま』自身ではないのではないかと疑問に思える。とはいえ、降霊術が例のマンションで小学生に流行っていたのであれば、『まっしろさん』という遊びが『ましらさま』に直接的に影響されて行われている(これも推測ではあるが)ように、降霊術も同様であったと考えれば、怪異は『ましらさま』と考えてもよいのかもしれない(「一部の子がすごく熱心にやってた」のもまた)

では、降霊術に赤い女がしていた動きが取り入れられた意味とはなんだろうか。カルトの動きが取り入れられることは『ましらさま』にとっては都合が良いものの、『ましらさま』が意図的に仕向ける傾向にはないことは考察してきた。では、それは意図的ではなく偶然とは考えられないか

赤い女があきら君の死体のそばで飛び跳ねていたものをたまたま見ていて、印象的であったから取り入れた。ただそれだけであり、怪異は何も介在していない(そういう意味で作中で一番怖いシーンとも)

※なぜ周りに群がっていたのかは『ましらさま』への身代わりを捧げるために、か。そもそも何故あきらくんをわざわざ捧げたのかは不明、というか『ましらさま』側の指定だったのだろうか

※小学生が暴力的になり、遊びに『ましらさま』の影響が交じるのは、山の近くにいることで感染しているのだろう。これは「待っている」の自殺を見ている人にも通じるか。結局、彼らの怪異への影響下での行動の変化が何を意味してるのかは分からずじまいだが

また、降霊術はこれ以降に変容したとも考えられる。それ以前の降霊術はこっくりさんやキューピッドさんの類いに、昔から噂されていた『ましらさま』の呼称が結びついた単なる遊びであったものが、小学生が赤い女の動きを自発的に取り入れることで本当の降霊術となった。これによって一部の小学生が熱心にやるものになったとも

※そもそも、赤い女を経由せずにそのまま降霊術が発生した可能性すらある。「降霊術は赤い女の動きを取り入れた」と明確に記載されておらず、単なる推測だからである(ある場所4-4)。その場合はカルトの儀式がカルト所属の家族経由で漏れたことになる。とはいえ学校の七不思議にこの降霊術が含まれてないのがおかしいということになるのか。学怖が2003年に初版てことは学怖の取材は02年あたりであり、その頃は降霊術は採取できなかったのだろうか?(学怖の取材以降に赤い女の動きを取り入れた降霊術が発生は微妙…)

降霊術の経緯はさておき、その性質を考えるに、お札と類似しているようにみえる。それは、違う地域にいても感染する可能性が出てくるからである。逆にいえば、お札に降霊術の性質としての、『ましらさま』がアクセスできる何かが埋め込まれている可能性も出てくる(カルトの儀式由来の点で共通である)

一方、降霊術は赤い女とも関連してるとも考えられる。それは「降霊術」そのものという点である。赤い女があきら君を怪異として蘇らせたのはある意味で降霊術であり、「石を盗み、お札の文字を自分の子の名に変えて、よみがえらせた我が子」と『私』がある場所5で記したのもそういう意味あいを感じる

※では、赤い女の降霊術が「浮気」の降霊術に影響を与えた可能性は、赤い女のやり方が分からない以上はなんとも言えない、というより昂った状態でもあの動きをしていたという話が出てこない(してたらあの奇行なら出るだろう)以上は微妙では?時期的には矛盾することはないが(「浮気」では04年頃に流行ってた話で、それ以前への言及はない。先程の「※」と同様に謎のまま)

※赤い女が現れてカルトの動きをしてるのにましらさまが付随しないのは、赤い女は『ましらさま』を知らないからだろうか。ただ、教団も『ましらさま』とは言ってないが(だから札が必要なのか)

 

ここまで、赤い女が『ましらさま』を知らなかったのではないかという話をしてきた。では、『ましらさま』はどうか。こちらは反対に赤い女を認識した可能性はある。とはいえ、それは彼女が「高みに行ける者」ではないとして選ばなかった、という意味ではあるが

※「皆表立っては言わないものの、信者には2種類がいる」とのことで、教義ではないと考えられる。これもまた変容説っぽさを感じるか

※選ばれない理屈は子供を産んだことがあるかどうかであったが、当初のまさるにこのような話はないものの、昔の嫁といえばそういう選び方になるのか、ということか。とはいえ、その理屈を込みでも彼女が「高みに行けな」かった理由がよく分からない。仮に「高み」が感染と同義であれば、女に感染させて家族、特に子供を山中に誘える可能性がある(行方不明少女のように)。となると、「高み」の場合は『ましらさま』が直接選別するだけか、『ましらさま』とは別の存在であるからだろうか。ホワイトマンのように家族感染で妻に感染させてるケースもある。これは山中だからなんでもいいのか?(カルトも山中だと思うが。集団ヒステリーの場だし)

 

赤い女が選ばれなかったのはカルト内での生活であったり、ある場所5での『私』が赤い女に感染した中での発言からも伺える。とはいえ、ここでいう「選ぶ・ばれる」は赤い女にとっては(存在を知らない)『ましらさま』ではなく、宇宙の真理などのカルトの教義に則って想定される怪異ではある

※この怪異自体は赤い女の想定でしかない

赤い女が『ましらさま』に選ばれてなさそうであることは、先程も挙げた彼女の感染後の症状が『ましらさま』の感染者と類似しないことが挙げられる。そして、「山に誘われていない」。彼女の死に方はあえていうならあきら君と同様に「身代わり」じみてすらいる(これについての考察はしてない)

※昂りが謎シールのRさんと類似するとは考えられるか。『ましらさま』関連で自分が行っていることへの固執という意味なら共通してるようにみえる(死に方は違うが)

 

同様のことは、彼女が怪異になった後の「表情」からもいえるかもしれない

作中での怪異としての赤い女の表情への記述は二箇所あり、読者投稿欄での「口が裂けるぐらい笑顔の女」という表記と、卒論の人が見つけた呪いの動画での「笑ってるようにも泣いてるようにも怒ってるようにも見え」たてのが該当する

この笑顔は『ましらさま(らしき存在)』や『嫁(行方不明少女)』らの怪異がみせるそれとは別に思える。両者は純粋に、他の感情抜きで笑っているからである。それどころか、「浮気」の彼氏や小沢君のような『ましらさま』への感染が進行中の人たちがみせる複雑な表情の方に符号しているといえる。そして、赤い女に感染したとしても笑顔になることはない

※嫁:「満面の笑み…すごい笑顔で目だけ上を向けながら」とある(目の下りは謎だ)

赤い女以外が笑顔の理由はある意味で明確であり、「山に誘う」ためである。『ましらさま』は餌に自ら来て欲しいがゆえに対象の精神を操作し、山に向かうことを「楽しそうだから行きたくて仕方ない」状態に仕立てる。その結果が笑顔である。『嫁』は嫁に成れたことが喜ばしいと思わされてるから笑顔である。『ましらさま(らしき存在)』は…誘うなら笑顔のほうがというところか(民族学っぽさが)

※らしき存在は「また来て下さい」のアレ

一方の赤い女は感染者に自らが向かう。感染者への動機づけは必要としないので精神操作の必要がない。では、赤い女自身の表情とは何か

これはある種、先程出てきた感染の進行中の表情ではないか。つまりは感染で昂りによる笑顔は出るものの、息子は死んでいるという状態を表しているのではないか、という考察はできるが謎のままである

※とはいえ、昂りが息子を蘇らせたことに関連するなら泣く必要はある意味でないともいえる。そこは「醜悪な、なにか」を「我が子だと信じた」状態なのだろうか。もしくは昂りは怪異と関係ない説ならまだ怪異後の表情に説得力は増すか(考察しないが)

 

ところで、怪異の表情で他にも特徴的だったのが大きく口を開くというものであり、夢の中の『ましらさま』とあきら(怪談)が行っている。そして、こちらでも同じ表情をしているものの、その意味あいがそれぞれ異なっているのも共通である

前者は(意味が最後まで分からないが)まさるが死ぬ時の表情が起源であり、後者は捕食行動とされる(ある場所4-4)。両者をまるで表裏の関係にあるかのようである

※他にも『ましらさま』は嫁を、あきらは友達を求めており、生前の彼らにおいても(実際は不明であるものの)コミュニティ内で不遇の扱いであったところは共通である

※とはいえあきらに捕食された結果が自殺であったとしたら、『ましらさま』と同じではないか、ともいえる。あきらくんの自殺の数年後に発生した女子の自殺はあきらによるものだとしたら(小学校からの飛び降りはこの一例だけであり、解釈が定まらないか)

ここでまさるの捕食を「攻撃的」であると解釈したとする。この場合に『まさるさま』への感染者の中にも同様の傾向の人(小学生、配信者、「待っている」、彼氏は微妙か)

※暴露者と普通はいうなこれ

赤い女側は攻撃的なだけである一方、『ましらさま』側は受動性と攻撃性のどちらも併せ持つ。これの意味するところとして、石自体は攻撃的、まさるは自殺的という図式を考えると説明はできる。つまり、『ましらさま』という怪異は石とまさる(の死後の怪異)が重なった状態であり、それによって感染者が自殺したり攻撃的になったりすると

具体的な条件については説明はできないものの、この説であるとまさるが死んで怪異になった状況は説明ができる。石自体が攻撃的であることでまさるが近所の女を殺める。さらに、村人によるまさるへのリンチもまた石の影響もあるのかもしれない(ここはあきら君の自殺と被るように感じる)。まさるは自分を自身で殺めることにすることで怪異に自殺という暴力性が付与され、その後の村民の自殺を発生させる

※とはいえ笑顔の発祥は不明である。現代のダムへの飛び降りの人が口を開けてたかは不明といえる。興味深いのは集団ヒステリーで自殺した人が笑顔なのか口を開けてるのか不確定なこと

あきらが攻撃的であるのは石による暴力性が一つと、『ましらさま』と関係ないからであること。そして、彼が「自殺」した訳ではないということではないか。なので攻撃性を持続させる存在になった

※彼が生前に感染して自ら死んだ可能性はひくいのでは。マンションでの遊びであるから

まとめ

 

(5)まとめと細かい疑問

ここまでをまとめると

・『ましらさま』が石とまさるの関係によって成立しているのは明らかであるが、どのような関係であるかは定かではない。更にいえばまさるの死後の怪異から『ましらさま』、カルトの裏に見え隠れする『ましらさま』らしき存在のそれぞれが単独で存在しているかいないのかも定かではない

・『ましらさま』とカルトに関係性はあるものの、それがどのような関係であったのかは明示されていない。石の窃盗がカルトを変容させたと仮説は立てたものの、誰が石を動かす動機を持っていたのかは不明である

・石が赤い女に窃盗を仕向けたのかは(カルトの時と同様に)不明である。仮に石が仕向けたとすると、赤い女をターゲットにした理由は兎も角(まさるっぽい)、あきら君の自殺から時期的に開くのは謎である

・赤い女と『ましらさま』は同時に存在している怪異ながら、両者は隔絶した関係に思える

と、作中の怪異の関係性は考察を経ても殆どは謎のままである

とはいえ、石が元凶であること、その存在は自身は周囲に怪異を撒き散らすものの、意思は感じられない(まさに「道具」に過ぎない)というのは作中で通底してる気はする。『ましらさま』にせよ、赤い女にせよ『ましらさま』にせよ、石に誘惑されて怪異になったのだろう。では、まさるの近所にあったのはどういうことか。作者が落としたオチでいいか

怪異の関係性という意味での疑問として

・暴力性を発祥した人たちのその後について語られることはない。彼らも自殺したのだろうか?それとも「生贄」の提供で済んだのか

・小学生が暴力的であった話はカルトの活動期に限られている。つまりは「浮気」の時期や怪談の採集時期に暴力的な小学生がいるかまでは記されていない。仮にいないとしたら、マンション飛び降りの小学生の女の子のように自殺へとスイッチしたのだろうか

・なぜ感染者とあきらは無表情でもあるのか

・あきらに感染した後が自殺なら収拾つかないのでは考察が

・子供を生贄にましらさまへとって説は流石にないな

・ダムかマンションかの違いがよく分からないし、山の東西がどうこうも何も考えてない

・感染してても微妙な状況の人はどんな状況なのだろうか。待っているの母親とか。電波を受信しているのか?

くらいだろうか。キリがないが

 

 

 

 

疑問に思ったことを個別に列挙する

1.「おかしな書き込み」

・最後の『こしいれせよ』とは

※単なる方言の話か?

2.「行方不明少女」

・「生きても死んでもない」状態とは

←手紙2においては

〜〜〜〜〜

・じめんのもっとしたの子たちはないている

・アレらは人の皮を被ってニタニタと笑って

・人の真似をして中身はとうの昔に無くして

〜〜〜〜〜

とあり、(元の)魂と肉体(ガワ)が分離かと

霊視の結果は肉体の方を指しているのかもしれない。では魂はというと、あきらのような捕食とはまた違うのでは。例えて言うなら祠に積み上げられた人形のようになってるか

5.「まっしろさん」

・なんで子供たちは暴力的になったのか

ましらさまに感染した事で。暴力的になったのは子供たち(男女)、凸生主、浮気くらい。他には一家心中で生き残った男性、テープおこし4のまさるも候補か。あきらくんの首吊りもか

※自殺を暴力に含めたら広すぎるが、待っているの母は飛び降りを見て笑顔になっていたのは暴力性というより残虐的

なぜましらさまで暴力的になるかは、明言されてないので良く分からない。目的はあくまでも「嫁」である。夫がいるなら妻を山に運ぶための手段にはなるかもしれないが。↑の通り女児も暴力的になっている。これ自体は発症の合図に過ぎないのだろうか

赤い女の方では感染者が暴力的になる記述は無い一方で、あきらくんは暴力的。暴力性がどう発現するかはともかく、根源にあるのは儀式に使った石にあるか

6.ネット収集情報1

・「絶対に殺す」の対象が謎

「まさるが滅多打ちされた時の怨恨、怨念がそうさせる」というなら漠然とした、身の回りのものへの暴力性が発露しての「殺す」というならまあ。でもビミョーじゃない?

7.読者からの手紙1(2004年10月)

ましらさまは自身が追いかけてくるの?

明らかに生身の身体を持って無さそう。ノリがあきらじみてないか

・夢の中の神社がリアルと違うのでは?

〜〜〜〜〜

・階段の両脇には石灯篭がぽつぽつと立っていますが、たいてい倒れて

・(上りの)階段の終わりには傾いた鳥居が

〜〜〜〜〜

リアルでは石灯篭の記述はなく、鳥居は麓なので別次元説も作れる。ましらさまが夢の中でしか大きな口を開けてなさそうなのもまた

・なんで夢の後に「心地よい」のか?

小沢くんが笑顔になって楽しいとなったように感染の症状と考えるのが自然でそれ以上考えても仕方ない案件だろうか

※夢で恍惚感を得るのはクトゥルフとかでありませんでしたっけ

10.「賃貸物件」

・文字化けしたテキストの意味とは

単純に怪異を認識、知ることで文意をも知ってしまうみたいな描写かと。卒論書いた人があきらを周りの人は誰も認識しないのに自分だけは分かる、みたいな話かと

これは呪文も同様だから文意は感染しない読者は分からずじまいでは(分かったらリアルで感染してる事になって矛盾が生じるかと)

※書き文字も呪文も微妙に変化(小沢くんが認識していた)するが、赤い女の方は一連の文章を機会がある度に続きを見せていくスタイルだったのだろうか(「私」に囁くが如く)。呪文が変化する理由は全く分かりません

11.ネット収集情報2

・「あ」を投稿したのは誰か?

※野暮だから別にいいか…

・最後の写真は誰が撮ったか?

二人分の肉体が無いと無理か…と思ったら近くにいるではないか。まさるが(とはいえ考察になりようがないぞこれ以降)

・「だめになってしまいました」の意味

祠が開いた事で怪異が広がったことを「だめになった」と投稿者がいうかといわれたらビミョーでは

13.待っている

・母親の状況とは?

山の近く、特に5号棟にいる事で感染したものの、自殺はしなかった。あえていえば中途半端な状態といえる。症状は感染源を離れたら治るのだろうか(療養のために空気のきれいな場所に引っ越すみたいな)

感染のイメージが電波を受信するノリを感じる。コントロールなのか自発なのか?

15.「謎のシール」

・シールの起源は?

カルト以前に絵を描いた話はない、そもそも神社や祠にシールは無かったてのも

・シールの意匠は?

真ん中に鳥居があるが、鳥居は神界と俗界の境目を指すらしいので、シールを貼る事で境界を薄くするスポットを増やしていく効果を狙っているのかもしれない

鳥居の下にましらさまがいるが、これは夢の中と同じ構図にみえる。女で囲うのは

その下にましらさまがいて

17.テープ起こし2

・赤い女が消えるのは友達認定てことか

・あきらは霊の中でも一つ上の次元、神的

教団の高みってそういうことなの?

18.「ホワイトマン

・感染しても生還自体は可能な状況

怪異から遠ざかるのは必要(そもそも山に誘うって事は逆に言えばってことか)。とはいえ、「嫁」の条件に合わなくても感染後に「行かなくちゃ」と動いている。なぜ「待っている」では自殺に至らなかったのか謎だ

19.読者からの手紙2

・書き手は誰か?

ましろさまと赤い女の正体を知っていて両者に敵対的で電波的な文章を書く人物、存在を考えると「神社に元々いた神」を想定せざるを得ないのでは

とはいえ、神格自体が書いたというより神格に感染した山の麓の人物が書いたというのが現実的か。文章からして、この感染はまさしく「電波」じみている

「電気攻撃で皆を苦しめる。あくる日、あなたがたがさうやってべらべらと広げてもうオワリ」は結末を示唆しているようだ

・「集団で見張ることしかできないのに」

文脈的に我々に対しての警告の意味あいだろうがなんかあったか

 

20.ネット収集情報3(2011年1月)

・石はどこに消えたのか

赤い女(了)に感染した軍曹が運んだのだろうが、どこに運んだかは記述されない。石を運ばせる動機としては人が多い場所を望んだからだろうか(カルトが石を運んだのも村が過疎化して境内に人がいなくなったからでは)

・屋敷にお札が無い理由

単純に荒らされたからか?

・「ありがとうございました」とは

この屋敷も心霊スポットとして一定の人の出入りは行われていたのに、わざわざネットで誘導したって事は、石を目の当たりにしなければ感染する状況でなかったということか

そういう意味で「感染してくれて、石の運び手になってくれてありがとう」だろう。あまり他のレスに対しては向いてないか。一貫してスレ主に対して指示しているから

なんでこのタイミングで移動させようとしたのかについては謎か。スレの時期に何か好機があったのか、近畿心霊スポット凸スレが今まで無かったのか(流石に現実的でない)、家が荒らされてきたから引っ越しなのか

※安価狙うのは「浮気」から造作も無いか

 

21.「心霊写真」

・なんでロッカーの中に置かれてるんだ?

そこらにあるもので見繕った感が。というか人形一つで足りるのか?

※職員が事もなげに説明するのは、風習だから仕方ないと機械的な処理にも見えるし、行方不明少女で妙に手慣れた対応の警察の薄々知ってそうな地域の人な雰囲気とも被る(「待っている」での不動産グル説はここでは流石に)

22.ネット収集情報 4

・「高みからみなさんをみちびいて」とは?

あきらは霊の中でも一つ上の次元てやつ?

教団が高みに行って宇宙の真理を云々とは

赤い女的には感染を広げる存在を想定してるっぽいが、マスコミ関係ないよなと

 

23.「浮気」

・怪異がごちゃごちゃしてるようにみえる

〜〜〜〜〜

・儀式:赤い女がしてる動き+「ましら様」

※成立:2004年頃(既にカルトは解散済み)

・成立:即レスと粘着は赤い女ムーブか?

※とはいえ自分かは呼びかけ(近づいた)なら

↑「おかしな書き込み」は微妙なライン?

・以降:感染者の笑顔と身代人形はましら

※「渡さないことは許されない(遊び)」

※暴力的な行動もましらさまっぽいか?

〜〜〜〜〜

※そういえばこれは降霊術と言うんですね

作品を「浮気」まで読むと降霊術には赤い女とましらさまの要素を併せ持っているようにみえる。では、それらの要素がどこで繋がってくるのかというと作中終盤のカルトによってである

〜〜〜〜〜

※作中だと潜入レポの前に「浮気」の降霊術と赤い女の関係についての考察があり、レポ後にはそれへの(カルトの儀式と赤い女や降霊術の関係についての)言及はないのも漫然とした気分になる一因かも

※ちなみに作品の時系列的に小沢くんが潜入レポを「私」に突きつけて考察したあとに「私の反応を待たずに、彼は続けました。そうです。「山へ誘うモノ」と「赤い女」と「あきらくん」についての考察を延々と」するので、降霊術と赤い女の関係を考察する際に教団の儀式に言及していないのは(時系列を考えるなら)おかしいといえる。「私(=背筋)」が情報拡散をするために資料にエンタメ性(謎解き要素)が必要と考えて「「教団の儀式」というワードが突然出てきたら読者は困惑するし、教団はオチの一つだから後ろに置いた方が(エンタメとして)効果的だよね」と思ってあえて(教団の儀式も赤い女と降霊術に関係してることを)隠したとしたなら納得性はある(小沢くんが単に忘れてましたっていうのはビミョーじゃないかな)

〜〜〜〜〜

カルトは赤い女が所属していた教団であり、彼女の動きの元ネタは教団の儀式であった。一方、カルト内での出来事はましらさまの要素と共通点が多く(石と女と感染症状※頭痛)、何より小沢くんが調査を通してましらさまに感染した(端的に「山に誘われている」)際に、カルトが唱えていた呪文を一言一句覚えていた事からも、ましらさまとカルトに関係性があるといえる

※頭痛はキャンプで。なお、症状の一つである記憶の欠落は赤い女側にも見られる

 

この関係性を降霊術に単純に当てはめるのであれば、赤い女(カルト)の動きによってましらさまにアクセスが可能であるようには思えるか。実際、あの場にいた人たちは小沢くんと同様の状態にみえるし、「私」はめまいが酷くなっている

※では、カルトの儀式が(「浮気」のごとく)直接的にましらさまに繋がっていたのかといわれたら疑問である。このカルトでましらさまへの言及は一切ないからである。こう考えるとカルトとましらさまの具体的な関係は謎である(ここではこれ以上は立ち入らない)

 

27.読者からの手紙 3

・赤い女はこの時点で何を求めてたか

手紙の内容や文体から、書かれた時点では生前の、「(あきらくん死後の)何か月か経つと急に様子がおかしくなった※怪談作家」状態にみえる。最後の四通目には「私はより高みに到達することにした」と、死(四)の直前のようだ。以下では怪談作家の話も交えつつ考える

手紙には願望とその理由が書いてある。願望はマスコミにある情報を拡散してもらうことである。この拡散願望は同時期にお札を街中に貼ったり配ったりしてる(※怪談作家)事と符号している

マスコミが拡散すべき理由としては「それを見て理解できる人もいるはず」だからであり、理解できる人は少数派なので沢山の人に知ってもらいたいという印象も感じられる(街中で配ってる時には「当たり」が少ないと感じたのかもしれない)

※ある場所5で語られるような、意趣返しの側面もある。拡散しないと消失するというマイナスのイメージは感じられない(「虫※ある場所5」になりつつあるかもしれない)が、神格は存在を知られなかったら薄まる(テープ起こし4)こともあるかもしれない(なら拡散しなくてもお札に効果があると発見できるのかしらとか※いや、元ネタのましらさまの時からお札は拡散させていたよなとか)

※「理解できる人もいる」ということは感染しない人もいるということであり、怪異は全員が一律に感染するものではないらしい。ターゲットに選ばれたら100%にもみえるが。上記で「少数派」と書いたのは「(私のような)母親」を想定したが、それ以外の人もあまねくターゲットなのだろうか(お札を拡散するだけで友達になれるのは「謎のお札」にもあった)

※「それを見て」がマスコミの報道を見てとは限らなさそうなのが恐ろしいところ。とはいえ、何故シールを手紙に同封しなかったのかという疑問も生まれる。配布してるなら固定した場所に貼らないと効果が生まれないというわけでもないだろうし

※最後の「わたしを見つけてくださってありがとうございます」はマスコミが結果的に「わたしはあの子を救い出した」「素敵なこと」に加担したからであろうか

その、肝心の情報に関しては「わたしはあの子を救い出した」事に関係しているらしいが、それが「素敵なこと」以外は何も記されていない(↑の理解できる人の話以外)。とはいえ、これがお札と関係がある事は(↑で見たように)同時期の行動から分かるし、お札を配布する際に「「大発見です!」とか「ご加護があります!」※同上」との発言も「素敵なこと」と同様にポジティブさはある

とはいえ、「救い出した」ことが大発見であったり素敵なことである事は理解できなくもないが、「ご加護」は繋がらないように思える。お札によって「ご加護」が発生して「救い出し」が行われた、ということであろうか

※「ご加護」のように、漠然とした話は作中に幾つか出てくる。「浮気」の降霊術は「ましろさまからお告げをもらえる」。学怖の電話ボックスは「あきとくんにおねがいごとを言うとかなえてくれる※これは特に「素敵」だ」。更に言えばカルトの教義は「高みに行く」ことで「宇宙の真理を得る」ことだった(どれも悲惨な最後を迎えるのも同じ)

ところで、赤い女は「救い出し」を「素敵なこと」と本当に思っていたのか。ある場所5において「よみがえらせた我が子は、偽りの神より醜悪な、なにかだった」とある(赤い女自身が言ってるわるわけではないが)。この後に「でも、女はそれを我が子だと信じた。」とあっても「素敵」かといわれたらビミョーである。とはいえクトゥルフ神話trpgで「SAN値直葬」という言葉がネットにあるように、発狂してしまえばそう思う可能性はある

ただ、更にその後には「ただただ命を喰らうだけのなにかを満足させるために、自らが呪いに加担し、さらにはお札を使ってなんの関係もない人に呪いを感染させた。でも、それだけでは足りなかった」とある。これが発狂後とはいえ生前の、死後の「虫(本能に刻み込まれている)」の状態でない状態で思っていたとしたら単なる欺瞞ということにならないだろうか?そうなると赤い女の独善的な、電波な発言が演技じみてるようにも思えるが

※まあ「気分の昂り※怪談作家」を感じていたようだし、理屈は通じないのか。scp2718やsirenの屍人みたいな一般人が結果的に被害に遭うのとは違うのかしら

 

 

29.テープ起こし 3

・一家心中がどう行われるのか分からない

最終的に男は生き残ってるが男だけ感染してなかったということか?それならホワイトマンでの一家とも符号はするかも

31.「カルト教団潜入」

・教団とましらさまの関係は?

これは他で扱う

33.テープ起こし4

・Sが引退した理由は怪異が本当にあることからだろうか

・その石はなんなんだよ

これは他で扱う

34.ある場所5

・「偽りの神にすがって」作り上げたの?

〜〜〜〜〜

あの女、「赤い女」は我が子をよみがえらせようとしたのでしょう。

信じていたのに自分を選んでくれなかった、あまつさえ自分のこどもの命を奪った、偽りの神にすがって。我が子の死を目の前にしてさえ祈った、どうしようもなく馬鹿な女です

〜〜〜〜〜

とあるけど、蘇らせるために偽りの神にすがったのか文脈的にわからなくね。以降には

〜〜〜〜〜

石を盗み、お札の文字を自分の子の名に変えて、よみがえらせた我が子は、偽りの神より醜悪な、なにかだった。

〜〜〜〜〜

とあり、その偽りの神の儀式を踏襲して蘇らせようとしたのは分かるが(踏襲したのをすがるというかな)

 

 

 

怪異と被害者、コピペと思いつき5

31.「カルト教団潜入」
ましらさま?
←教団員が洗脳(呪文やシール)、一家心中
※「私」:頭痛+目眩+気絶や味覚、記憶喪失
↑この時点で既に子供を失っている

32.ある場所4-5
ましらさま?
←小沢くんが怪異を調べる中で感染
※呪文を覚えてる、女友達に「山」、笑顔、山に行きたくなる(これも症状だと)、ダムで
↑面識の無い女性はそれこそ移動中にピックアップしたのだろう。そして、この時には完全に感染したということか
※↓での「私」の感染と対比してるのか
33.テープ起こし4
・石?
←まさるが近所の女を殺し、自分をも殺す
※まさるを滅多打ちにした人たちはまあ
・まさる?
←村の女が石を頭を、まさるに呼ばれる
34.ある場所5
・赤い女
←「私」はリモート会議後に女から狙われる
※拡散するようにささやき続ける
・「私」は拡散する事で身代わりを得ようと
※身代わりは卒論の人がやろうとしていた
→最後:女が消えてあきらが出たって事は?
※友達でないから喰われないかは不明だろう

 


31.2000年8月「カルト教団潜入レポート」
※ああ普通に石を使ってか…

・1991年頃に設立された「スピリチュアルスペース」、教祖をもたず、彼女たちが崇めるのは「宇宙」そのもの。宗教団体は女性信者のみで構成
・●の山のふもと、周囲にはダムしかない
・多くの女性たちが遠方から通い詰めて
※この頃からすでにってことか
・ヨガや瞑想で「宇宙の真理」に近づくための修行を行う
・信者の自殺が相次いでいるというのだ。中には一家心中をしたケースまで
・独自のポーズがいくつかあった。そのどれもが手を上にあげるポーズ、手をあげて少しでも天に近づくことで宇宙からのパワーを得て、チャクラを開く
・瞑想を行う。多くの人間がいるにもかかわらず、静寂が広がる光景はなんとも居心地が悪い。形だけの瞑想をしていると、頭痛がしてきた。私のチャクラが開きはじめた?
※頭痛ってなんだったんだ
・修行と呼ばれてはいるものの、ヨガも瞑想もやりたい者がやりたいときにする
・教団の教えである「感謝の心が宇宙へ導く」を実践しているようだ。話のはじめに必ず「ありがとうございます」と言う
・夫と高校生の息子がいる。週の半分を教団活動に従事する彼女を応援している。男性でも布教活動は行ってもいいらしく、夫と息子は女性と一緒になって熱心に布教活動に打ち込んでいるらしい。
・自分は入信できない宗教に家族がのめりこんでいるにもかかわらず、その宗教の布教を自らも行う
※まっしろさまか
・道で絵を配ったり、目につく場所に絵を貼るのだという。教本のようなものがない代わりに、その絵が勧誘のためのツールになる

若い女性は満面の笑みで「私はもう少しで高みに行くことができそうです」
・皆表立っては言わないものの、信者には2種類がいるらしい。高みへ行ける者と、行けない者。「宇宙の真理を得る」
・今のところ、教団の活動に洗脳めいたものは一切見られない。生活が縛られているようにも感じない。にもかかわらず、こういった信者がいるのはどういうことなのだろうか?
※下記の儀式ゆえか?

・40歳ぐらいの女性。教団設立当時からの信者だそうだ。昨年、小学生の息子を亡くしたらしく、高みに行って息子に会うために修行をしているらしい
※なるほど、息子に会いにか
・必死で修行に打ち込んではいるものの、なかなか高みへ行くことができないと涙ながらに話す
※私は「思わず、取材であることを忘れ、修行をするのはいいが、息子に会うために馬鹿なことは考えてはいけないと話した」
・食事がなかなか進まなかった。味がしなかったのだ。 
・行事の見学(頻度は不明)
・部屋の中央には、しめ縄を巻かれた大きな石、石が置かれた台を四角く囲むように4人の信者がうずくまり、床に置いた紙に一心不乱に筆で何かを描いていた。なにかの絵と、「女」という漢字だった。
・うずくまって絵を描く信者たちをさらに取り囲むように、円になった信者たちが手を上にあげ、飛び跳ね続けていたのだ。
・信者たちは口々に意味不明な言葉を発していた(省略)
・広報担当が言うには、あれは信者が高みへ行くための修行であり、人々を高みへ導くための行事。あくまで「スピリチュアルスペース」は信仰対象を持たず、中央に置かれた石は高みへ行くための道具に過ぎないという
※だから盗んだのか
・宇宙の力を持った石のそばで、布教のための絵を描き、それを目にした人々を救う。その周りの奇妙な動きを繰り返す信者たちは、手を挙げて飛び跳ねながらそのときに頭にひらめいた音を口からそのまま発することで、石を通して力を得ているという。
・石に巻かれていたしめ縄は明らかに日本の神道の文化を受け継いでいる。それについての説明を求めても、「あれは特別な石なのです」と繰り返すばかりだった。

・話を聞いているうちに、私はめまいがしてきた。体調が悪くなった旨を伝えても、広報担当の信者は特に心配する素振りを見せなかった
・彼女は最寄りの病院で診察を受けたが、幸い大事にはならず、無事に帰宅することができた。だが、上記の原稿を編集部に送った後、再び体調を崩し、現在入院中である。
・後日教団に電話をかけた。だが、電話は不通になっており、教団の運営するホームページも閉鎖されていた。
・関西在住のライターに現地へ直接向かうよう依頼したが、施設の建物は無人となっており、レポート内の大きな石も見当たらなかったという
※石がなくなったからか?この建物は残ってるのか?

32.ある場所4-5
・「ホワイトマン』でも『待っている』でも助かった女性はいます。そして、助かった女性はみんな記憶を失ったり、痴呆のような症状が出ている
・なぜ、教団に潜入までしておきながら、こうして今も無事か、自分は生きているのか。なぜ、自分は「嫁」に選ばれなかったのか。なぜ、「高みへ行けなかった」のか……。
・この山へ誘うモノは、出産していない女性を狙っているのではないかと。漠然と若い女性を狙っているという認識だったが、この怪異はターゲットを明確に取捨選択していると
※他の事例で比較したら符号するのかな
・記事の中で信者が口々に唱えている呪文のようなものが、僕が大学のときに聞いた社会人サークルの話に出てくる呪文にとてもよく似ています。
・でも、微妙に違うんです。でも、微妙に違うということがなぜ僕にわかるんでしょうか
※微妙に違うって文字化けくさくない?
・なぜ、友人から話を聞いただけの僕が、その呪文を全て覚えているのでしょうか
・昨日、女友達から夜中に変な電話をかけてくるのをやめろって、電話口で「山に行こうよ。楽しいから。行こう。山へ」そんな電話をかけた覚えはありませんでした。
・発信履歴を確認したら、電話帳を上から順に、女性にだけかけていました。あなたの話を聞いた後に思い返すと、確かにこどものいる女性にはかけてなかったような気がします
・家でシャワーを浴びながら考えているときに、鏡を見て気づいたんです。鏡の中の僕、笑ってました(でも、やっぱり楽しい)
※これ以降に4-3や4-4の考察と続くようだ
・彼とは面識のない女性と一緒にダムで

 

33.テープ起こし4

・Sが退職するときの引継ぎデータに●に関してのものが
※「出版不況のあおりを受け、数年前に休刊し、編集部も解体」していた
・山の上にある神社はかなり古く昔は神主さんもいたが、亡くなってからはもう何十年もほったらかしになってる
※「私がちっさい頃は夏になったら夏祭りしてて、境内で縁日とかもあったんやけどな。50年近く前の話やけどね(↓の時系列で)」
・水か山かの神様が祀られているらしい
※まあダムと山とも言えなくもないか
・境内の奥にある祠はましらさまで、しめ縄の巻かれた石が祀られていたが、宗教施設が石を持ち去ったのではないか
・宗教施設は建物が保養所になった後は放置されている(廃墟化)
ましらさまは猿の神、白くて大きい。『遅くまで出歩いてたら、ましらさまにお嫁にもらわれるぞ』。柿と人形をお供え(バイカーと符号する)
※脅しは「私らがちっさい頃は(縁日辺り)」
※夜になると襲われては一応はないか
・ここら辺もダムの側に国道できるときの立ち退きでだいぶ人減り、ましろさまの話を知ってる人も減った
ましらさまのご本尊は黒くてぼこぼこした、岩みたいな石
※女性の母(↓の妻)は言葉を濁していたので知っていたのだろう
〜〜〜〜〜
真相パート
・話すのはかまへんけど、これはあんまり世間様に向けて書いたり話したりせんといて欲しいんや
※これもあったのだろうかSの引退は
ましろさまは「まさる」いう名前の男
・爺さんの親父の親父、つまり祖父の頃の話であり、明治の頃、ダムができる前の村が大きかった頃
・まさるが幼いころに父が死に、母親と二人きりで暮らしていたが、母親も死ぬことでおかしくなる。家に閉じこもってけったいな人形こしらえて、一日中話しかけるようになった。自分の嫁みたいにして
※怪異の原因とともに赤い女とパラレルだ
・村の中で年頃の娘と引き合わせようとしたらしいわ。でもうまいこといかない(恐らく精神的な病か※元々かはともかく)。
・のべつまくなし、村中の女に『柿があるからおいで』って言いまわったので気味悪がられる
・ある晩、まさるの家の近所の女が頭割られて殺される。まさるの家の畑から血の付いた大きな石が見つかる。ここら辺の山では見ない、黒い岩を切り出したみたいな大きい石。それを見つけた女の旦那と若い衆が、まさるを囲んで滅多打ちにする
・まさる本人も村の連中から問い詰められたときは自分がやったと
※ここらへんも豹変と殺害衝動が
・いや、半死半生のまま、そばにあった女を殺した大きな石に自分で頭打ちつける。口と目をかっ開いて死んだ
※笑顔要素は無いな
・村の墓に入れずに、山の林に埋め、墓標代わりにその石を上に置く。その後に村の女が何人もその石に頭打ち付けて死ぬ。まさるに呼ばれた人も出てくる
・山の上の神社に急ごしらえで祠立てて、まさるを鎮めることにしたが、本尊がないのであの石を置いて、しめ縄巻いて、『まさるさま』て呼んでお参りすることに
・それからは、なんともなかった。供え物の効果だろうか
ましらさまと呼ぶのは直接子供に話ができないがまさるのことは祀り続けんといけないから、猿の神様てことにした
ましら:漢字変換すると「猿」になる
・今は神社もあかんようなってるやろ。神様いうんは、忘れられたら悪さするか。一度みんなから敬われて、恐れられて、そうしていくうちに神様になったのが、だんだん忘れられるとしたら。忘れられそうになったら悪さして自分の存在を知らしめるのでは


34.ある場所5
・あの女、「赤い女」は我が子をよみがえらせようとした
・信じていたのに自分を選んでくれなかった、あまつさえ自分のこどもの命を奪った、偽りの神にすがって。我が子の死を目の前にしてさえ祈った
※教団での話とまっしろさまの話と、教団の祈りを首吊りの前で行ったことか
・石を盗み、お札の文字を自分の子の名に変えて、よみがえらせた我が子は、偽りの神より醜悪な、なにかだった。女はそれを我が子だと信じた
※石は結局はギミック、道具になるのか
・ただただ命を喰らうだけのなにかを満足させるために、自らが呪いに加担し、さらにはお札を使ってなんの関係もない人に呪いを感染させた
※なにかはましろさまの儀式を模してるので殺人要素を持っていること、加担は赤い女としてって話か(女が怪異になる経過は未記載か)、感染は「命を喰らわせるため」
・自分に近い女性に、自分の役割を担わせることで、お札よりも強力な呪いを感染させたかった
※母親を増やすと何があるかは不明(まあ…)
・自分に近い女性、それは、母である女性です。女は、こどもを探して家々を覗いていたのではなく母を探していた、自分に共感する女性を探していた
・こどもを産み、失った私、あのとき、施設で言葉を交わした私は、女にとっては、このうえなく自分に近い女性だったのでしょう
※このような関係がましろ様と赤い女にもあったとしたら、赤い女が怪異になるのも自然と言えるか(まあないか)
・一度記憶を失いながらも、私は再び怪異と縁を結んでしまった
※なんで記憶なくなったんだ?
・リモートで小沢くんと打ち合わせをしたあの日からずっと、女が見えていて、ずっと「全て書け、全て広めろ」とささやく
※これも「山に来ませんか」と似てる
・あの女はマスコミを憎んでいました。同時に、マスコミの拡散力も知っていた。私はきっと、あの女の求める条件に全て当てはまっていた
・私は助かりたかった。まだ生きたかった。
※加担する事であきらくんが命を喰らって満足するから助かれる…のか?

※下記で示唆的な事は…なんかあったっけ
あれらは、あの怪異たちは、虫によく似ています。虫は感傷に浸りません。交尾のあとにオスを食べるメスのカマキリは悲しみません。死期が近い仲間を巣の外に運び出す蟻は悲しみません。ただ、本能に刻み込まれているからそうするのです。嫁を探すのも、こどもにエサを与えるのも、命を喰らうのも、本能的にしているのです。自分が神と信じていたものが、ただの鬼畜だったと書いているときでさえ、女はそばで変わらずささやいていました。人間の道理など通じないのでしょう。自らの目的遂行以外、思考を持たないのでしょう。怪異なんてそんなものなのでしょう。

・もう女のささやきは聞こえないが、男の子が見えます。部屋の隅に立って見つめている
※小沢くんの友達やん
・見つけてくださってありがとうございます
ミーム拡散的な意味で赤い女も使ってたか

 

 

 

怪異と被害者、コピペと思いつき4

28.ある場所4-3
・特になし(ひたすら考察)
29.テープ起こし3
ましらさまとあきら?
←あきらくんが前者で身代わり、女子が後者
※小学生が首を吊る、吊らせるの無理では?
※「あきらくんが自殺した公園のあるマンションの屋上から」「友達になって食われた」
※作家の知り合い家族がダムで一家心中
30.ある場所4-4
・特になし(ひたすら考察)


28.ある場所4-3
※ひたすらまとめてくる

・山へ誘うモノは女性に執着しています。「集団ヒス」や「ホワイトマン」から山へ誘うモノ本体はあくまで山からは出ず、何らかの影響を受けた男性を使って女性を山へ誘う
・誘いこんでいる男性たちが生きているのか、もうすでに死んでいるのかは謎
・誘いこむ目的は女性、なかでも比較的若い女性を「嫁」にすることでしょう。これが、僕たちの「嫁」の概念と同じかはわかりませんが
・山へ誘うモノは嫁を差し出させるための男性や、自らが嫁になった女性の「肉体」をダムへ飛びこませているか、ダムが自殺スポットの所以か、「行方不明少女」もダムか?
・「浮気」だと人形を身代わりで嫁になることからは逃れられるか「ホワイトマン」や「待っている」のような、身代わりがなくても生きている例外はある
※この例外が謎すぎる

・『まっしろさん』と『ましろさま』についてですが、これは山へ誘うモノの影響を受けた、マンションに住むこどもたちが小学校でそれを遊びとして広めたもの
・山へ誘うモノが巨大な白い姿をしていることから『真っ白さん』、『真白さま』とも読み取れます。「浮気」で書かれている身代わりを差し出すという点も共通


29.インタビューのテープ起こし 3
※これだけ小沢くんが
・20年ぐらい前に文芸編集のOと学校の怖い話をまとめた児童書の企画。テーマは「小学生による怪談の伝播」
・ごく狭い地域だけで知られるようなショッキングな事件が起こった場合、それは地域特有の怪談として語られ。●の小学校がまさにそれだった
・「学校の九不思議」と(「学校のまわりのこわい話」の中の)2話が●で聞いた取材をもとに作られた
※後の2話は掲載予定はなかったが、後々に話を広げるために掲載。取材したときから掲載まで時差がずいぶんある(逆に言えば九不思議と同じころに取材)
・2つの怪談だけは最後に話し、それらは最近学校で流行りだしたもの
・元から九不思議でなく七不思議に最近2つが追加。「下校のチャイム」と「あきおくん」
・九不思議とは別に学校の外で起きる怪談として最近語られだしたという「ジャンプ女」と「あきとくんの電話ボックス」も(あと一つ)
・何に対しての恐怖が怪談を生むに至ったのかを突き止めようとした結果、ある生徒とその親が自殺した事件だった

・当時11歳だったあきらくん。「了」
・母親はあきらくんが亡くなって1年ほどで自殺
※チャイムが数分遅れるのは本当にあるはダミーか
・マンションの敷地内にある公園に人だかりができていた。公園に植えられた背の高い木にこどもが首を吊っていた
・その下で、母親と思われる女性がこどもの名前を叫びながら、我が子を降ろそうと半狂乱で手を上にあげて飛び跳ねていた
・パトカーと救急車が来るまで、母親は叫びながら同じことを繰り返していた
・小学生では届かない背の高い木で首を吊ったのに、台がなかった。が、自殺と
・自殺した親子は小学校の近くに住んでいた
※そう言えばマンションじゃないんだな
・こどもが生まれてすぐ、父親を亡くしたらしくて一軒家に親子2人暮らし
・少し変わっていたらしくて、宗教に入ってるなんて噂が立ってた
・こどもが自殺してしまってからは近所で会っても相当落ち込んでるが、何か月か経つと急に様子がおかしくなった
・街中で見かけると、とても気持ちが昂ってる様子で、すごく元気に誰彼構わず話しかけたりしてたみたい
・週刊誌とかワイドショーでも不審な自殺として、他殺説とかいじめ説とか虐待説まで色々言われてた
・そのうち、変なお札みたいな、シールみたいなのを貼りだしたらしいのね。自分の家の塀とか窓とかに、玄関から見える家の中の壁や床や天井にもびっしり貼ってあった
・家にお札を貼る場所がなくなると今度は街中の電柱や町内掲示板とかにも貼りだして、しまいには、街の人にお札を配り始めた
・「大発見です!」とか「ご加護があります!」
※ご加護ってなんだ
・それからしばらくして、家で首を吊って自殺。この家が掲載しなかった話
※あれ、これ息子と同じだけどそれは『ましらさま』じゃね?
・住む人のいなくなった家は近所で「お札屋敷」なんて呼ばれはじめて、そこに赤いコートを着た女の霊が出る。その母親、よく赤いコートを着てたらしいのね。
・話してくれたこどもがみんな「赤い服を着てた」って言うの。それに、ジャンプをするというところも同じ
・あきらくんの怪談は「あきおくん」、「あきとくん」に名前を変えて。自殺した生徒である部分は削除して(てことは元は同じ)
・なんでも、あきらくんは「ましろさん」への身代わりにされたって言うのよ。 
ましろさん自体は見たら死ぬだけで、身代わり要素はない。一方で、まっしろさんは生贄を要求するおいかけっこだった。あきおくんは人形代わりっぽいが、なんで消えたのか(カルトは91年設立だからどちらの遊びにも影響は…か)
・その「ましろさん」に見つかってしまったほかの生徒があきらくんを身代わりにして、そのせいであきらくんが死んでしまったんですって
・自殺の原因が一部ではいじめによるものじゃないかと言われていたから、その影響でそんな噂が
・あの小学校で自殺した生徒はもうひとりいた。女の子なんだけど、あきらくんが自殺した公園のあるマンションの屋上から飛び降りた。あきらくんの自殺の数年後に
※怪異の発生だろうか?(マンションの自殺はいつ開始なんだ?)
・その子が自殺した原因はあきらくんと友達になって、食べられたからじゃないかって言われていた
※中身が食われた話は手紙その2(電波)か?
・あきらくんの自殺以降、「あきとくんの電話ボックス」の怪談は語られていたけど、自殺した女の子はその電話ボックスであきらくんにお願いごとをしちゃったんじゃないか
※女の子以前から電話ボックス怪談あったん?
・以降、メタ的な話として
仮によ、本当に幽霊、もしくはそれに似た何かががいるとして、これは少なくとも人間にとって害になるものね。コロナウイルスと同じかしら。
 一旦関りを持ってしまったら、無差別に攻撃を開始する。被害の程度も、さまざま。とっても不条理なことね。
 幽霊がそんなものだとするなら、私は今まで取材した怪談を書くことで読者に有害なものをまき散らしていたことになるわ。
…とあるけどこの作品の怪異はこんなノリか

・知り合いのご家族も●のダムで亡くなった
・確か6、7年前ぐらいだったかしら。殺人、になるか
・旦那さんが長野の方で、奥さんと娘さんをダムに突き落とした
・警察も色々調べたらしいけど、結局は無理心中目的か
※この話は最初のネット記事に
・娘さんは養子縁組(子どもは生んでないがこれが「母」でないに関連するかは不明)

30.ある場所4-4
・小沢くん4でどんだけ話すんだ?まだもう一つあるよ
・これもだいたいまとめ
・「御札屋敷スレ」の屋敷は、赤い女とあきらくんの家で。今はお札がはがされているようだ
・スレ主も書いている通り、「ドンッドンッ」と定期的に響く音も赤い女との共通点

・「卒論のその後」では、赤い女は男性に取り憑いたあと、なぜかいったん離れ、その代わりに男性はあきらくんをたびたび目撃するようになります。赤い女とあきらくんが親子関係ならまあ
・山へ誘うモノと違い赤い女は積極的に近づいてきます。見つけられたがってもいます。それにはあきらくんが関係しているのではないでしょうか

・この女は生前、僕の勤務先に手紙をよこしていた。いつ自殺かは不明だが
※確かに死後もありうるか
・赤い女っぽさは「見つけてくださってありがとうございます」とフレーズ
・あきらくんマンションのこどもたちがしていたまっしろさんの身代わりになったか
・話の中では、ましろさんは元から七不思議として小学校で伝わっていたようです。時系列で言うなら、恐らく山へ誘うモノであろうましろさんという話があって、マンションのこどもたちがそれを元にまっしろさんをはじめたのだと思います。そして、その影響で死んでしまったあきらくんとその親である赤い女の噂が広まった。そう考えられます。

・山へ誘うモノとあきらくんの怪談は大きな口を開けるところと、身代わりを求めるのが共通
・厳密にいうと、山へ誘うモノが大きな口を開けている情報はありません。ただ、読者からの手紙と「心霊写真」についてはそういう描写があるので、山へ誘うモノに関連した怪異か
・一方で、「あきとくんの電話ボックス」でもあきらくんは大きな口を開けています。
・山へ誘うモノは身代わりは人形の場合が多く、その影響を受けたであろうまっしろさんという遊びでも、無機物を含めた身代わりを差し出しています。この遊びでは他者の命を差し出すことも身代わりにはなりえるようですが
・ところが、あきらくんの場合は命を身代わりに、いえ、この場合は生贄でしょうか。命を差し出すことでしか許されない印象があります。
・異なる点でいうと、目的をもって動いているであろう山へ誘うモノとは違い、あきらくんは動機が読めません。というか、目的が「命を奪うこと」自体のようにも思えます。「学校の怖い話」シリーズのように、「食べること」があきらくんの行動原理なのか
・命を食べる、それが人間の場合は食べた後の肉体を例のマンションから飛び降りさせる。山へ誘うモノがダムに飛び込ませたように。そういう解釈もできそうですね
・また、赤い女と同じく、取り憑いた対象がどこにいようとあきらくん自体がずっと付きまといます。これも山へ誘うモノとは違う点ですね。
・これらを踏まえると、山へ誘うモノのせいで死んでしまったあきらくんという異なる怪異が、山へ誘うモノの特徴を一部引き継いでいると考えられそうです。
・「高みからみなさんをみちびいてください」という一般的ではない表現は、赤い女はある思想に基づいて、あきらくんに関係する何かを広めようとしていた。もしくは、あきらくんの存在、認識そのものを広めようとしていた。その手段のひとつとして「了」というこどもの名前が書かれたシールが使われたか
・こどもであるあきらくんと同じく、赤い女と例の山、山へ誘うモノも、関係はありそう
・「医師相談」に出てきた保養所の廃墟は「集団ヒス」の山の西側にある建物か。場所がはっきりと書かれているわけではありませんが、ご存じの通りあの廃墟は今も心霊スポットとして有名です。それ以外に、あの辺りには他に大きな建物の廃墟はありませんし

・「浮気」に出てくるましろさまを呼び出す儀式、この際の動きが赤い女をほうふつとさせます。ましろさまという交霊術がいつからあの小学校で流行っていたのかがわかりませんが、もしかして、赤い女があきらくんを降ろそうと必死に飛び跳ねる様子を見たこどもが、ましろさまの交霊術にその動きを取り入れた可能性もありますね。そうなるとましろさまに関しては因果関係が逆になりますが
※実際はそれ以前から動き自体はあったということになるのか(カルト教団)
・それからシールと編集部宛ての怪文書のことなんですが………
※この二つに関係あったのか???

 

怪異と被害者、コピペと思いつき3

16.ある場所3

ましらさま?

←小沢くんの友達が知り合った人(教団残党)

※残党:呪文、虚ろな目、シール貼り

17.テープ起こし2

・赤い女+(主に)あきら

←卒論の人が(了に)狙われ続け生贄を続ける

18.「ホワイトマン

ましらさま

←妻と息子が感染するも我に帰って生還

※夫も飯の味がしないし無音(霊界?)になる

※飯の味がしないエリア行っても無事な人が

↑待っている(男性)とカルト(子供※死去済み)

19.読者からの手紙2

・言及:赤い女とましらさま

←書き手が誰なのかは不明

20.ネット収集情報3

・赤い女(了)

←軍曹(スレ主)が感染して消失(シール作る)

21.「心霊写真」

ましらさま

←カメラマンが呪われる、女性編集者が夢を

※人形出たり口を開けたりしてるので

※ダムが自殺の名所だと分かる

22.ネット収集情報4(医師相談)

・赤い女

←相談者が文字の浮き上がりと意識外の行動

※行動は手紙をお隣さん(子持ち)に投函

↑相談者も子持ち(感染して家族に伝染した)

23.「浮気」

・作品の中でも特殊に見える

※ちなみに「浮気」はミスリードだろう。本文だけで女と判断できない。私はこれで赤い女と思い込んだフシがある

〜〜〜〜〜

・儀式:カルト(手上げ+ジャンプ)+ましろ

・お告げ:カルトがいう「宇宙の真理」か?

※類似なら「電話ボックス(これは派生?)」

・レス:ましらさまらしからぬ即レスと粘着

〜〜〜〜〜

←女性は身代わり、男性は感染、行方不明

※身代:うさぎの人形だが髪の毛あるし

※男性:笑顔+暴力は(↑を含めて)ましらさま

 

ましら様とカルト(?付き)を分けたのはカルト側のエッセンスがましら様に見られないから

 

24.ある場所4-1

・なんもない

25.「学校の怖い話」

ましらさまと赤い女とあきら

←あくまで怪談なので省略

26.ある場所4-2

・なんもない

27.読者からの手紙3

・赤い女

←スピ系つうかカルトに染まってる

 

 

16.『近畿地方のある場所について』 3

※ここで「私」は赤い女とシールの話を聞く

・山へ誘うモノが●で目撃されるときは山の西側、赤い女は東側が多い印象です

・『バイカー』は山へ誘うモノ関連か。女の子の人形が出てくるあたり、女性に執着が

※「私はこれまで漠然と、信仰を失った廃神社の神の強大な力が怪異の原因ではないかと考えていました」とある。この存在が直接記述されないが、存在を考察に含めるむきも

・山へ誘うモノが山へおびき寄せるのに対して、赤い女は近づいて、見つけられたがって

・5号棟の窓からは山が、あの山が見える

・語り手の母親はこの窓から毎日山を見てた

・母親が待っていたものに新たな解釈が

・例の廃神社とマンション群を直線で結んだときに一番近くなるのが5号棟

※他に建物ないのか?

・たまたまそこ選んだのでなければ、神社に近い棟の中でも一番神社に近い面、つまりは屋上に立って神社の方向に飛び降りた

・山の西側ではダムに飛び降り、東側ではマンションから飛び降りるのかも知れません。

※東西、ダムかマンションか、女か了かで分類できてないな(しないけど)

〜〜〜〜〜

小沢くんの友達

・私と小沢くんが知り合った年の、秋の頃

※コロナあたりである

 

・参加者同士が堰を切ったように口々に話しはじめた(デタラメに)

※この意味の分からない文字列は文字化けを想起するか(なんか浮き出るの?)

・Eさんを見る目はどれもがらんどうの様に虚ろで、何の感情も読み取れないものだったそうです

・家のドアに白い紙が貼られているのを見つけます。その紙には例の絵が描かれていました。

・それをきっかけに、何度剥がしても、絵はドアに貼られるようになりました

 

17.インタビューのテープ起こし 2

・卒論の人

・その女は見えないそうなんです。少なくとももう僕には憑いていないだろうと。ただ、恐らくその女がもっと厄介なものを呼び寄せてしまった

・普通の霊だと、お祓いでおさまったりするそうなんですが、僕に憑いてるのは霊の中でもひとつ上の次元なんだそうです。神道的な表現をするなら神に近い存在

・男の子のようなものが遠くにボーっと立ってるを半袖半ズボンの恰好

・誰もその男の子の存在を認識してない

・雑踏の真ん中、電柱の影、会社の窓から見える向かいのビルの屋上に立ってる

※シールの範囲か?

・ずっと僕のほうを見てるんです。全くの無表情で、首を傾げるみたいに顔を横に向けて

※あの女も話で聞いただけで、直接見てない

↑これ不思議だなぁ

・顔は無表情でしたが、頭は走るのに合わせてグラグラと前後左右に傾いていました。

・今思うとそれは、これまで首を傾げてたんじゃなくて、単純に首をまっすぐに保てなかったんだと思います

・要求される動物がだんだん大きくなっている

 

18.1998年5月「ホワイトマン

・1992年の秋、場所は●のキャンプ場

・A氏は鳥取からそのキャンプ場へ1泊

・1985年にオープン、平日も満員になる

・A氏一家がそのキャンプ場を訪れた休日、他に客はいなかった

※地元民は知ってた説

・A氏は妻であるBさんと子どものCちゃん(当時6歳の男の子)とテントを張ったり

・Bさんが最初に異変を察知した。頭痛がする。しきりに遠くのほうを気にしている。A氏が訳を聞くと「遠くから視線を感じる」と言って、ダムを挟んだ向かいの山を指さした

・かけていたラジオがおかしくなった。電波は入っているのだが、時折、放送に交じって男の声らしきものが聞こえる。Cちゃんいわく、それは「おーい」と聞こえる

・カレーの味がしない

・Cちゃんが鼻血を出した(なんで?)

・一晩中、テントの外でかすかに、だが確かに男の声で「おーい」と聞こえ続けていたそうだ。ただ、その声が相当遠くから聞こえていると感じた

※山からってことだろうか

・500メートルほど離れたその山の中腹、木々の間から白いものが見えていたという。それは、ひらひらと動いており、白い布が木に引っかかって風になびているように見えた

・Cちゃんがしきりにせがむので10円を入れ、双眼鏡の高さまで抱き上げると

※これも魅入られてるのだろうか

・それはとても大きな手に見えた。木々の切れ間からその手の主と思える白い大きな身体も見えた。裸のようだったという。恐らく数メートルの大きさがあるだろうと

※集団ヒスと符号するか

・その手が、こちらに向かって「おいでおいで」をするようにゆっくりと動いていた

※手招きするのはあったっけ?

・今までうるさいぐらいに聞こえていた虫の鳴き声が全く聞こえなくなっていた

※これは梨の話にもあった(民俗話っぽさが)

・手が真っすぐこちらを指さしていたそうだ

※この後に妻と息子が魅入られてそうか?

・二人は手をつないで駐車場とは逆の方向に向かってふらふらと歩いていた。無表情で「行かなくちゃ」と繰り返す

・車に乗ってしばらくすると二人は我に返ったようだったが、展望台でのことは全く覚えていなかったそうだ

※この6年前ってことはこのまま生還か?

 

 

19.読者からの手紙 2

※いつ送られてきたかも不明

怪文書その1。作者は結局は不明

・いわゆる「電波系」(ウィキペも参照)

・逆に言えば怪異も「電波」のように伝搬か

・猿とアキラの正体をどっちも知ってるか

・前の隣人もオッシャッテいた  有害だ

・悪魔を殺さないと せんせいもさういっています(宗教教団の話か?)

・きのうも西からひびくおとがうるさく

・おヤマに あんなもの神なんてはずかし

※場所的にどっちかは考察しないが、地元民ぽさがある

※元々いた神社の神説にしては電波すぎか

 

20.ネット収集情報3

・2011年1月『心霊スポ凸実況』

・廃墟は10年くらい前から

・昔奥さんと子どもが住んでた

・お子さんが自殺(マスコミはいじめと)

・週刊誌とかワイドショーにあることないこと報道された

・奥さんがおかしなる(↑もあってか)

・お子さんのことがある前から、ちょっと変わったとこのある人。けったいなこと言うようになって、しばらくしてこの家で自殺

・お子さんのことほんまにめちゃくちゃ可愛がってた

・家の中かは電波、スピ系の奥さまと

・リビング漁ってたら、壁越しにドンって音聞こえた、今も下の階から一定間隔でドンッドンッって音響いてる

・机の中に写真(近況ノートに写真だっけ)

※なんで自殺した子の写真が自殺した子の机に入ってんの(異様なのかは不明…)

・お札全然ない。でも、柱とかになんか剥がした後あるからもしかしたら昔は貼ってあったのかも

※これは疑問だが、人がいないのであればということなのか?(でも郵便ポストとか貼ってるし、そんなに人里離れてないし、おばあさんに話しかけられてるから隔離されてるわけでは)

・岩?この大きさだとでかい石か。しめ縄みたいなの巻いてあるね。なにかを祀ってる?奥さんはスピリチュアル系じゃなかったの?

※スピがしめ縄おかしくねはカルト記事にも

・ありがとうございました

※これの意味も正直謎である。文意は「見つけてくれて」だろうが、その結果が分からん

↑一番簡単なのは「友達になってくれて」だろうが、石の運び手という意味あいか?

・軍曹はこれどこで撮ったの?お札はないんじゃないの?

※自分で書いた説もあるのか

・宗教系?鳥居描いてあるけど、あと、この記号みたいなのなに?「了」って漢字?

・有志数名で後日、例の廃墟を訪れています。その際、和室の中央の畳は剥がされていたものの、床下には何もない状態だった

※石が一人でに、もしくは軍曹が

 

21.2010年5月「心霊写真」

・半年ほど前、編集部に売り込みにきた若手カメラマンのB

・『IMG_0053』の画像が真っ黒になる

・数年前、国土交通省を中心に、全国のダムで「ダムカード」なるものが発行された  

※2007年度(平成19年度)の森と湖に親しむ旬間(7月21日 - 31日)から、国土交通省および独立行政法人水資源機構が管理する111のダムで配布が始められた(0年代前半かと…)

・Bさんはその一環として、レジャー誌でダム見学ツアーの取材

・50年代半ばに建設された●にあるそのダムは、他のダムと比べて特に見どころがあるものではなく、むしろ自殺の名所としての知名度のほうが高いような場所だった

※昔からそういうことっぽいな…

 

・オフィスなどでよく目にする縦長のロッカーが少し開いていた

・掃除用具などの類はなく、ロッカーの底に置かれたフランス人形がこちらを見上げて

※扉を開けるモチーフは関係ないか?

・「自分がここに赴任したときにはもう置かれていました。先代からの教えで、置かないといけないらしいです。どうして置いているのかは私にもわかりません」こともなげに話す職員

※地域住民で異様に手慣れてる人たち

 

・口を大きく開けてその中を画面一杯に撮影したような写真。上下の白い列は歯で、真ん中に映っていたのは舌

※近況ノートで見られる

・それから変な夢を見るようになりました。目が覚めたときには内容をあまり思い出せないんですけど、怖い夢です

・山の中みたいなところで、大きな口を開けた男の人に追いかけられているような夢

※写真を「認識」してから夢を見始めたか

 

22.ネット収集情報 4

・無料オンライン医師相談2019/11/14

※相談者は息子がいることに注意

・字が浮き上がって見えるのと、文章が気になる

・浮き上がって見える文字が文章になっていて、誰かが私に見せようとしている感じ

※↓の具体例を参照。デタラメな呪文というより文字化けの方か

・あるときは、文章が私に見えるように直接書いてあります。全部同じ角ばったような字

※角ばりは引っ越し探しでも出てきた

・チラシ:たくさんの文字の中で、いくつかが浮き上がってみえる、その文字だけが目立って見え、それが文章に。新聞や小説でも文字が浮き上がってひとつの長い文章に

・ボールペンの試し書きのメモ用紙に角ばった字で書いてある。その(↑の?)文章の続きに思える。順番待ちの紙や回覧板にも

・何かをお願いされているような文章

・今でも、同じ文章が繰り返されて浮かび上がったり、ふと目にした何かにあの字で書かれているのを見つけて

・大学生の一人息子が3か月前にお友達とグループで肝試しに、●の方にあるホテルだったか保養所だったかの廃墟に

※ここで廃墟化がわかるんだっけ

・受付カウンターの下に思い出ノートが。最後のページにひとつだけ変な書き込み。意味がよくわからないけれど、何かをお願いするような内容だったそうで、とっても怖かったらしい

・そんな話を夕飯を食べながら夫と一緒に聞きました。それからしばらくして文字が浮き上がって見えるように。私に見えた文章も同じような内容なので、ちょっと気持ち悪いなと思った

※ここらへんの症状の原因が荒唐無稽で言いにくい感じは中々にリアリティあるのでは

・私がお隣さんのポストにおかしな内容の手紙を入れたと言う。そんな覚えは全くない

※これはお隣さん向けに、ということか「お隣さんとは息子が小学校のときにPTAでお知り合いになってから…」

・確かに私の字で、封筒には私の名前も

私を探しています。見つけてくださってありがとうございます。

私はあなたを見ています。あなたは私になれますか。

私のかわいい子。一緒に育ててください。

お友達がもっとほしいと泣いています。さそうのはどなたでもできます。

おねがいします。でもそれだけではだめです。

命を生んだ人にしかわかりません。高みからみなさんをみちびいてください。それまでずっと見ています。

・この手紙、思い返すと私が見ていた浮かび上がる文章と同じような気がします。

※私を探してますは「私」とダブルミーニングなのか

 

23.2018年7月「浮気」

※わりと時系列が大事(考察ブログも参照)

・今から2年ほど前、大学3年生だったAさんは学内の同い年の男性と交際していた

・小学生の3年生から4年生にかけて通っていた●にある小学校で流行っていたもの

※ちょうど2004年頃(note)、これは怖い話の初版(03年)より後になるか

・その子が通ってた小学校では一部の子がすごく熱心にやってたって

※マンションだろう

ましろさまって呼ばれていたらしいです。やり方は簡単で、立った状態で両手を上にあげて『ましろさま ましろさま おいでください』って唱えた後、3回その場でジャンプする。それだけです。そうすると、ましろさまからお告げをもらえるって話でした

※お告げ:電話ボックスの願い事じみてる

・動画をアップして5秒も経ってないのにもう『いいね』がきた。しかも知らないアカ

※お告げってそういうこと?電話と同様か

・よそよそしくなったんですよね。私と一緒にいても楽しくなさそうっていうか、上の空っていうか

※これは関係ないか?

・ぼそぼそぼそぼそって低い声が聞こえたんです。誰かと話してるみたいな声

・ずっと謝ってるんです。『ごめんなさい』とか『それはできません』とか『許してください』とか

※赤い女には一応は抗えるのか?いやこれはましらさまでは

・例のアカウントとのメッセージが。画面には彼からの一方的なメッセージのみが大量に並んでいた「ごめんなさい」

・何も言わないんです。ただじっと仁王立ちでこっちを見てるんです。多分30秒ぐらい無言で見つめあった

※これ以降はある種の豹変(暴力性)と平常を繰り返しているようでもある

・満面の笑みで泣いていたという。笑顔を無理やり貼り付けたような顔から涙が流れている

・髪を切りながら『これで一旦大丈夫だから』『人形をお前にするから』

※うさぎの人形なので「女」ではないか

 

24.ある場所4-1

・小沢くんが●へ向かう

 

25.「学校の怖い話」シリーズ

・「学校のこわい話」(初版2003年)

その三 「ましろさん」

※これだけ七不思議の一つ(昔からある)

・遅くまで学校に残っていると、ましろさんというおそろしいゆうれいが出るそうです。ましろさんを見た生徒はいませんが、それは見た生徒が全員死んでしまうから

※見たら死ぬ。まあそうですね…

 

その八 「下校のチャイム」

・たまに5時から3分遅れのチャイム

・昔自殺をした生徒が死んだ時間

※最近では?風化が早いのか前からなのか

・その時間のチャイムを聞いてしまうと、何だか死にたくなってしまう

※飛び降りか

 

その九 「あきおくん」

・あきおくんという男の子のゆうれいが出るそうです

・多目的室の暗幕のかげや、トイレの一番おくの個室など、うす暗いところから友達になろうとさそってくるそうです

・あきおくんと友達になると食べられてしまうので、断らないといけません

※友達要素は以前から。食われるの???

 

第6巻(初版2007年)「第三章 学校のまわりのこわい話」

※この話の採集は初版の時と同じらしい

ジャンプ女

・窓の外を見ると、おそろしい顔をした女が窓の外に見えかくれ

・女は二階の高さまでジャンプして、窓からTくんのことをのぞいていた

・階段をかけおりると、階段の下にお母さんが立って。お母さんの服を着たあの女だった

・それっきり、Tくんの一家は行方不明になってしまった

※話の大筋は以前の資料と符号か

※理不尽で情景が浮かんで唐突に終わる不穏さがあってミニマムで好きな話

 

あきとくんの電話ボックス

・電話ボックスに入って受話器を耳にあてると、あきとくんという男の子につながり、おねがいごとを言うとかなえてくれる

・Rちゃんが受話器をあげて待ってみてもなにも聞こえない。とりあえずおねがいごとを言う

・電話ボックスの外に出ると、冬なのに半そで半ズボンすがたの男の子が立っていた

・Rちゃんが「あきとくん?」と聞くと、その男の子はとても大きな口を開けた。行方不明

※口開ける要素あったっけ

 

26.ある場所4-2

・小沢くんが●で死ぬ

 

27.読者からの手紙 3

・引き出しを整理していたら名刺が出てきた

※記者からか(末尾のメモから)

・あなたは散々私を、あの子を侮辱した。全てあなた方マスコミのせい

・あんな仕打ち、わたしをより高みに導く試練と思って耐えましたが、それでもあなたの罪が消えるわけではありません。あなたは償いをすべきです

※スピ系

・わたしに話を聞きにきなさい。今度はわたしの言う通りに広めなさい

※拡散したいってやつ

・ここに書いてもあなたのような低レベルな人間には理解できないでしょう

※スピ系

・わたしはあの子を救い出したのです

※どうやって儀式を行ったかは謎のまま、つうか救い出したい…これは生前のか

・ただ、あなたが広めることで、それを見て理解できる人もいるはず

※マスコミを利用したい

・私はより高みに到達することにしたのです

※次元的なあれか

・あなたのチャクラも開いて差し上げます。感謝の心を忘れぬよう

※スピ系

・わたしを見つけてくださってありがとうございます

※わりと意味深

 

※末尾に他部署編集部の手書き

「O(オカルト系編集)さん、前にこっちの週刊誌で取材した●の事件の電波女からの手紙です」

※電波:まあ連投されたら電波である

 

 

 

 

 

 

怪異と被害者、コピペと思いつき2

8.ある場所2
・特になし
9.読者投稿欄
・赤い女(ジャンプ女)
←被害者なし(目撃談てだけ)
10.「賃貸物件」
・赤い女
←女性が文字化けした文字を読む
11.ネット収集情報2
ましらさま
←バイカーが洗脳(ダムについた時点で)
12.テープ起こし1
・赤い女
←被験者は存在を知覚、実験者が狙われ始め
13.待っている
ましらさま?
←母が笑顔で飛び降り死体を見つめる
※マンションは自殺の名所である
※不動産屋も感染説は好き
14.↑の元原稿
・13でまとめた
15.「謎のシール」
ましらさま?
←一家行方不明(二人娘)、夫婦(子供無し)
※一家:紙に絵を描いていた
↑そう言えばカルトの解散後ではある(03年)
※夫婦:妻がダムに飛び降り、夫は笑顔(引越)
・赤い女(了)
←女子高:特には
※「見つけて」、あくまでも「友達」

 


8.『近畿地方のある場所について』2
・「ある場所1」から一ヶ月後
・作品の構成の意味について記述される
〜〜〜〜〜
・「ある場所1」と「2」の間にある資料は時系列的にもその間に収集されたもの
・その資料を「私」と小沢くんが共有するのは考察パート(書き起こし)の直前(数分前レベル、作中に描写が)、もしくは「私が読み終わるのを待って彼は続けます」と「2」の間になる
・逆に言えば共有は資料を入手したら即共有というわけではない(まあ普通はそう)
※時系列を気にするのは「2」の後の資料に赤い女とシールが出てきてくるから
〜〜〜〜〜

・『集団ヒステリー』に至っては当時、その場所は廃墟でもありません(逆に現在は)

・『おかしな書き込み』に出てくる鳥居が本当にあるか。確かにボロボロの鳥居と頂上へ続く階段がダム湖の東側に確認
※となると頂上にはないの?
・『山』はダム、廃墟、トンネルの一帯を囲む山々のうちの東側の山
・山を中心に考えると、3件の心霊スポットのある一帯は西側、不審者情報の書き込みのうち二つは山の東側、『まっしろさん』も東側にある今は幽霊マンションと呼ばれている
・いずれも山の麓よりにある、先ほど彼が言った幽霊マンション、お化け屋敷と地元で呼ばれている廃墟です。ただ、そのどれもが西側の3件と比べると知名度はかなり低く…
※東西の考察はしない(面倒だった)

9.2009年8月読者投稿欄
・口が裂けるぐらい笑顔の女が、すごい高さまでジャンプ
・家の2階の窓とかマンションのベランダの窓から中をのぞき込む
※高さは関係ないか(尾ひれでもついたか)
・のぞかれるのは子どものいる家だけ
※すでに最後に関係する話が

10.2015年2月号「賃貸物件」
・画像検索を●と『賃貸』のワードで
※これだけで呪われるとか酷くね?
・荒れた和室の中で赤いコートみたいな服を着てぼさぼさの長い髪の女性が直立不動で立っている
※↑と合わせて作中で初出か
・画像の上には文字化けしたテキスト1行
※文字化け=意味が分からん要素は他でも
・その女の人が真上に両手を挙げている状態
・画像の上の文字化けテキストが前より長い
※正直分からん…
・コピーしてたら女が両手を挙げて部屋の中にいる画像が印刷された。余白に手書きの角ばった「見つけてくださってありがとうございます」
※先程の巨人とは毛色が異なってるか
・背景は実家で私が使っていた子ども部屋
※ジャンプ女と符号っちゃ符号なのか

11. ネット収集情報 2
・投稿2010/05/17(5年ぐらい前の話)
・プロフィール写真として掲載されてたバイクの写真も真っ黒な画像
※これは例の画像か?
・新しい記述のタイトルは「あ」
※近況ノートと同様(画像列挙も同様か)
※なんでパス設定か不明(投稿者は生きてる)
・●ダムでの写真の後からおかしくなる
・ふもとにあるボロボロの鳥居と怪談
・真上を向いて空をうつしてたり、横向いて山の中の林をうつしてたり、階段の上の方を
※石灯篭の記述はない
・何かを撮ろうとしたっていうよりかは適当にシャッターを切りながら階段を
※これって「日本語の意味をわかってないひとが話してるみたいな。ひとの真似をした動物が話してるみたいな感じ」と同じか?
・神社の本殿は廃墟みたいな屋根も半分落ち
・祠は背丈と同じぐらいの高さで観音開きの扉がついてて、小さい屋根がある。前の写真にうつってた建物と比べると当然サイズはだいぶ小さいけど、前の建物と同じくらいボロボロで、扉は閉じてた
※本殿と祠は違うものであるといえる
※ここで「この写真もカメラを傾けながら適当に撮ったみたいな」とあり、首の傾きを想起したけどなんか違うっぽいよな
・祠と扉が開いてて、中に種類も大きさも、多分年代も違う女の子の人形がギチギチに
※あやつられた人が定期的に、昔からか
・祠に向かってお辞儀してるような体勢の男
※これが撮影された理由は不明
・投稿者が記事を読み終わった後に追加されたのが「だめになってしまいました」でパスワードは解けなかった(別人のパス?)
※解釈:「あ」に関係するか(パスワード破られている)、「だめ」の中身だけの話か、祠に関してか、バイカー自身の話か、祠であるなら祠に人形を入れる事が無理か、黒い石が消失した事(日本語的に矛盾はしない)、扉を開ける事で「何か」が外に飛び出したか(でも定期的に人形を入れるには扉を開けるしかなくね?)あたりが。誰が書いたのかも不明だ

12.インタビューのテープ起こし 1
・S(編集長)報道の側面を大事にしてた
・Sが急に辞めたいって言いだした
※真実にでも近づいたからか?
・僕より前にいた先輩なんかはあのあたりの宗教施設の記事を書いた
※書いたと実際に行ったは別だろうか
〜〜〜〜〜
・2012年3月4日(大学生A:Fさんから紹介)
・「ホラーが好き」なグループは幽霊の動きや容姿を形容するジェスチャーの頻度、長さが多かった
※示唆的な気もするがダミーな情報か
・話している最中に時折何かに気が付いたような素振りをして、目線を話し相手とは別のところに送る。被験者から見て右斜め前、部屋の隅で、何もない空間
・実験中、話をしていると音が部屋の隅からで、ドンッ、ドンッと思いついたように不規則に音が鳴り続けていたそうです
※不規則なのは注意
・部屋には幽霊がいるか?実験で使われた動画に由来か。動画についての話を終えると音は聞こえなくなったから
※結局幽霊はいたのか?謎ではある
・音に合わせて黒い影が部屋の隅で上下していた。まるでその影が飛び跳ねた音が床に響いて、ドンッという音が鳴っているよう
※ちなみにこの後に
・男性はAさんに言ったそうです。「こういうのは気づいてないふりをするのが一番なんです。こちらが気づいていることを相手に気づかれるとやっかいなことになりますから。あんまり興味本位で探らないほうがいいと思いますよ」
…とあるが、この記述の直後に赤い女の話が始まり、「ある場所3」によって赤い女とシールを知ることとなる(メタ的な話)
〜〜〜〜〜
Aが体験する
・Aさんの部屋のベランダに赤系のコートのような服を着た女性が両手をあげて万歳するような格好で立っていた。Aさんの部屋のほうを向いて一定間隔でジャンプをしていた
※向かいの住所は知覚するが呪われないのか
・ジャンプに合わせて首が大きく傾く。首が座っていない赤ん坊の様に、ジャンプの振動に合わせて首が前後左右にグラグラと揺れていた
※母親もやってたっけ
・ここ最近毎日深夜になるとドンッ、ドンッと天井から音がする
〜〜〜〜〜
映像の考察
・●の幽霊マンションと呼ばれている建物の5号棟(建物を見上げて撮影)
・女性の顔のアップ。笑ってるようにも泣いてるようにも怒ってるようにも。口を横に大きく開いて歯なんかむき出し
・顔が画面に近づいたり遠ざかったり、カメラに向かってジャンプしてる。下からこちらを見上げて飛び跳ねている女性を真上から撮影してる。顔より少し上に両手が見えてたんでカメラに手を伸ばしているようにも
※見上げる描写になんか意味あるのかな

13.2014年3月「待っている」

・自分と話すとき以外はずっとぼんやり窓の外を眺めてる
・何を見ているのかと訊いたら、「待ってるの」
・飛び降りに対して、驚くような素早さで母が先に窓に駆け寄った。窓の下の惨状を見つめがら、母はニコニコと笑っていた
・5号棟で自殺があるのは今回がはじめてではないらしい。それどころか、毎年のように人が何人も飛び降りている。一部では自殺の名所として有名なのだそうだ。
・自殺者はそのマンションの住人ではなく、わざわざ遠くから「死にに来る」人が大半だという
※遠くからってことは呪いは全国規模か?
・母は誰かが飛び降りるのを待っていたのだ
※母の状態が何なのかは不明である(母親だから許されてるか)

14.↑の元の原稿

・5号棟は比較的単身者用や2人暮らし用の間取りが多く、似た環境の中で近所づきあいがしやすいという不動産屋の強い勧めに従った
※不動産屋が怪しい説もある
・会話の中で時折表情が虚ろになる。Aさんの話を聞きながらニコニコと相槌をうつその顔から一瞬表情が抜け落ちる。真顔とも少し違う、全くの無の表情。Aさんがそのことを指摘しても、母は自覚をしていない
※豹変じみてる(殺意に似たノリも感じるか)
・ぼんやりと窓の外を眺めていた。窓の外に広がる山の景色に何をするでもなく目をやっている
※山を見ているは誘拐でもあった
柿は特に好きではない。しかも今は春だ
※嫁にでもなったのか???
見た目は肉じゃがなのに、全く味がしない。
※死の料理はあるある
・マンションには住人が少ないこともあり、母が引っ越した当初、女性は何かと気にかけてくれていたという。ただ、母があまり出歩かなくなってからは付き合いも途絶えて
※豹変したって話だろうか

15.2008年7月「謎のシール」
・10cm四方の正方形の白地のステッカーに、簡略化された黒い鳥居の絵が
・鳥居の中に手足の異様に長い人の絵
・シールの四隅には「女」の文字が
・街の郵便ポストの底面や、廃屋の窓など目に触れさせる目的とは思えない場所も
・ボールペンで描かれたと思しきものや、筆で描かれたであろうものなど
・シールは北海道から沖縄まで全国で目撃されており、特に多く分布しているのが西日本
・素人が何かしらの目的でお札のようなものを作ったと考えるのが自然かと思います
※結局誰が作ったのか(村の人たちか??)
〜〜〜〜〜
以下事例
・シールをきちんと見せようとした貼り方じゃないというか。貼るということ自体に目的があるみたいでした。陣取りゲームでもしてたか。あのシールが貼られた場所を領土にするみたいなルールで。
・ビルに貼られていたものも、嫌がらせ目的というよりかは、剥がされたから補充しているみたいな淡々とした印象でした。
・誰もシールを貼ってる人間を見たことない
・あり得ない場所に貼られる(二階)+監視カメラにも
・2003年「埼玉一家行方不明事件」にて
・ローテーブルに正方形の紙のたばが4つ置かれていた。たばは10㎝ぐらいの高さがあった。枚数にしたら何百枚になるんじゃないかな。そばには4本のペンも置かれていたと
・かなりの枚数のその紙には全てに同じ絵のようなものが描かれていたそうです。鳥居の中に人がいるみたいな
・2003年、埼玉県川越市で起きた行方不明事件。都内勤務のEさん(38歳)とその妻(36歳)、長女(7歳)と次女(3歳)が一夜のうちに行方をくらませた
※妻と娘がセットなのはきのせい?

・女子高のチェーンメールがシールの絵にそっくり。街中で見かけたシールとは違う
・四隅に「女」って書いてますけど、確か私が見たのは「了」って書いてた
・一緒に書いてある文章が変だった
・『見つけてくださってありがとうございます。みなさんに広めていただければ素敵なお友達ができます。かわいい子です。』
※あくまで友達
・シールを見つけたところをマークした地図まで用意して、熱心に話す
※シール見たらだめっぽい
・休日に突然「●に行ってくる」って言ってひとりで出かけたらしくて。ダムに飛び降りたそうです
※マンション飛び降りる人の話は薄いよな
・シールが何枚も何枚も貼られていました。三面鏡の全ての面にびっしりと。旦那さんはその光景から長い間、目が離せなかったそうです。シールの隙間からわずかに覗く鏡に自分の顔が映ったとき、はじめて旦那さんは自分が笑っていることに気づいたといいます
※観音開きだから祠の扉関係あるか(ないな)
※この話で鏡要素はないんじゃないかな
・その話を聞いた日からしばらくして、旦那さんは引っ越してしまいました
※シールで感染してるっぽい

 

怪異と被害者、コピペと思いつき1

1.「おかしな書き込み」

ましらさま

←被害者はいない

2.「行方不明少女」

ましらさま

←少女が「お嫁(山にて)」+M(ダム)が

3.「ある場所1」

・特になし

4.「集団ヒステリー」

ましらさま

←委員長(女子)が「山に」+自殺

5.「まっしろさん」

ましらさま

←小学生が暴力的になる

6.ネット収集情報1

ましらさま?(生主が何に遭遇か不明)

←男が勧誘役(豹変も)、一家心中(夫は生存)

※心中の娘は養子縁組

7.読者からの手紙1

ましらさま?

←女性が謎の男に追いかけられる、夢の中

 

※「?」は微妙ポイントとカルト絡み

↑シールもカルト寄りとしている

 

・男(推定)が女(全員)に「山へ行こう」と

※2020年5月27日11時30分頃の人は↓のか

〜〜〜〜〜

新聞記事(2016年8月)19日

※後の怪談書いた人の友人(長野住み)か

・●ダムで女性および女児が浮いている

・長野県長野市の妻(35)と娘(12)

※近畿から距離は遠い

・夫(35)に事情を聴いてる(=生きている)

・被疑者が以前より近隣住民に「近々、家族でお世話になった方に会いに●の山へ行く」

※結局は何があったかは不明のままか

↑実は娘は養子縁組

〜〜〜〜〜

 

 

 

1.2017年7月「おかしな書き込み」

・ネットに書き込みを行う

・自分へのコメに返信する

※誰がコメしたかは分かってない

・住所:麓の車道の脇道に古ぼけた鳥居

※他の話での比較用に

・女優の新しい動画に『こしいれせよ』

※これの意味は不明(解決済なのか?)

 

※「山へ行こう」の口調が違うことの考察もあるがこのまとめでは触れない

 

2.1989年3月「奈良県行方不明少女」

1984年2月、奈良県在住の8歳の少女Aが

・同級生(?)二人と路地で分かれた後に消失

※消失方法の考察ってあるの?

・親族Mが、事件から2か月後に自殺を

・霊視:生きても死んでもない

・居場所も霊視(●)するもAは行った事ない

〜〜〜〜〜

後日談

・●でAらしき少女(服装が失踪時に近い)

※ランドセル+地元の交番の貼り紙

・山のほうの林に体を向けたまんま

※集団ヒステリー等でも類似の話が

・すごい笑顔で目だけ上を向ける

※魅入られると笑顔になるっぽい

・『Aはね、お嫁さんになったの』

※霊視は正しかった的なお話

※出現する事例はAちゃんだけか?

※肉体の有無(幽霊とか)は記述ないな

・警察は妙に対応が淡々と、慣れてる感じ

※ダムの職員においても類似の行動が

〜〜〜〜〜

・MはAの家に失踪の3週間ほど前に招かれる

・●のダムに1月に派遣されてた(その後↑?)

 

※出現しても無害(?)なのも謎である

 

3.『近畿地方のある場所について』 1

※この投稿の二ヶ月後の「ある場所4」にて「2カ月後に死にました」(考察ブログから)

・小沢くんと知り合ったのは4年(コロナ)前

※一応は小沢くんの友人の話の時期の参照を

・再び連絡があったのはひと月ほど後

 

4.2006年4月「集団ヒステリー」

・事件は2002年に発生

・「日本語の意味をわかってないひとが話してるみたいな。ひとの真似をした動物が話してるみたいな感じ」

・委員長が聞き返すも「かきあるよ」連呼

※ワンパターンさ

・異様に白くて大きなはだかの足。足の大きさから全身は3メートル?

・委員長が授業中急に立ち上がって「山に行きたい」とか叫びだし、学校に来なくなる

・自殺後の葬式で棺が完全に閉じられてる

※顔が異様(笑顔)だったので見せられないか

 

5.1993年8月「まっしろさん」

ましろさんが昔からなのは七不思議からも

・マンションは6年ほど前に

・多棟型のマンションの敷地内には公園

※他で言及される公園はここになるか?

・ひとつの小さな街のような様相を呈していた。地元民が今も住む古い家屋が残る街のそばに、新築のマンション群が…

※遊びに入れない「一般的な」理由の提示

・マンションの子どもが悪質ないたずらを

※いたずらの種類や暴力性に考察は?

・マンションの子だけでしている秘密の遊びの「まっしろさん」

・『まっしろさん』になった男の子は女の子のうちのひとりを追いかけて捕まえる

※狙いは女子

・『まっしろさん』以外の男の子はその手助けをする。場所を知らせたり、逃げることを邪魔したりする。ただし、『まっしろさん』以外は女の子に触ってはいけない

※手伝い:声掛け事案や一家心中だろうか

・身代り:消しゴムや靴下をその時々で要求

※生物も要求されることも(↓)

・渡さないことは許されない。怖いことが起きるからだ。何時間かかろうが何日かかろうが遊びは終わらない。その間捕まった女の子は口をきいてもらえない

※口を:いないことにされる(生死に関連的な)

・深夜にひとりで外出していた理由を強く問いただすと、「身代わりを」。誰に会っていたのかを聞いても「まっしろさん」、何を渡しに行ったのかは「ミケ(猫)」

※操られてる感+遊びを大人にバラした罪か?

 

6.ネット収集情報1

声掛け事案(2020前後)

・男(推定)が女(全員)に「山へ行こう」と

※2020年5月27日11時30分頃の人は↓のか

〜〜〜〜〜

新聞記事(2016年8月)19日

※後の怪談書いた人の友人(長野住み)か

・●ダムで女性および女児が浮いている

・長野県長野市の妻(35)と娘(12)

※近畿から距離は遠い

・夫(35)に事情を聴いてる(=生きている)

・被疑者が以前より近隣住民に「近々、家族でお世話になった方に会いに●の山へ行く」

※結局は何があったかは不明のままか

↑実は娘は養子縁組

〜〜〜〜〜

生配信(2020年5月27日↑に出てきた)

・めっちゃ笑ってたし 手振りながらこっちに走ってきてた

※正体はわりと不明ではある

・生主が車に乗って脱出以降に豹変

・「殺すぞマジで あれ? なんかいっぱいコメント来てる え? おかしくないですよ どうしたんですか?」

※ですます口調でなくなる。殺人欲求(自殺や心中に関連か)。コメの反応(増加)から普段とは違う事が伺えるし、生主のコメへの反応から意識(記憶)がなくなっているっぽい

↑殺す:怪異と遭遇時に悪態をついてないのでなおさらに異様である

・最後に「山へ行きませんか?」

※先程の豹変とは違う口調である

 

7.読者からの手紙1(2004年10月編集部宛着)

・対向車線の車を見てたんですが、運転してる男の人がこっちに向かって何か言ってるみたいでした。当然声は聞こえないので何を言ってるのかはわかりませんでしたが、運転してる彼氏ではなくて私を見ていた

※声掛け事案と状況は似ている

・友達が指さしたのは…路地から無表情な顔だけ出して、こちらのほうに向かって何か言ってる人(あの男)。すぐに友達が見に行ってくれたが誰もいない

※友達も見える(小沢くんの友達の事例でも)

※あの男は幽霊?(生主が見たであろう的な)

↑女性専用でお隣からは幽霊(コピー?)

・それまで無表情だった男の顔がニヤーっと笑顔になり「またきてくださいねえ」

※笑顔の事例

・夢の山の描写がリアルと異なってる疑惑

・「背の高い木がたくさんしげっていて、月の明かりもほとんど届き(これは印象)」

・「階段の両脇には石灯篭がぽつぽつと立っていますが、たいてい倒れて(これだけ)」

・「(登っていて)階段の終わりには傾いた鳥居が立っています。(麓じゃないの?)」

※鳥居は神域と俗を区別する場所

・男はその鳥居の下で私を待っています。大きな口を開けて。

※笑顔ではない(口開けて笑顔は無理では)

・夢の中で私が怖いと思っていない、夢からさめた後も心地よい気分

※笑顔に関連か?+クトゥルフでこういうのなかったっけ